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本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: ポット出版
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本が本棚に並ぶまでに、ここまでいろいろ関わっているのか ★★★★☆
本はどう生まれ、誰にどのように読まれているのか。
「本が売れない」とさかんに叫ばれているが、実際はどうなっているのか。
現状を編集、出版、流通、販売、購入とさまざまな観点、視点から検証している。

特に、本がどう生まれるかがとても面白かった。
本が本棚に並ぶまでに、ここまでいろいろ関わっているのか。
お金に纏わる話が多く、そのため実感しやすく説得力があった。
ただの一読者に過ぎない私には、へー、そうなっているのか と驚くことばかりでした。
ネットの出現でどう変わったのかなど、今と昔との対比も面白い。

本が売れなくなったとはどういうことなのか?
本当に読書ばなれしているのか?
なぜ内容の薄い新書が乱立しているのか?
ネットの出現で何がどう変わったのか?
など、日頃から疑問に思っていたことが、ひとつの筋道にそって説明されていて、すごくすっきりし、すごく納得できました。
「本」に多少なりとも思い入れのある人にはぜひ読んで欲しい一冊です。
なるほど、なるほど ★★★★★
 本がどのように作られ、どのように消費されていくのか、面白く読みました。特に面白かったのはおだてられ、自費出版してしまう人の話。他人ごとではありません。また、読書離れが取りざたされて久しいのですが、本当は書店の売り方に原因があるのではないかという問題提起。本を出版するハードルが低くなることによる書籍の幼稚化も問題にしている。これについては、僕はそれでもいいと思うのです。幼稚な本、結構。薄っぺらい本、結構だ。本は他のメディアと比べてそんなにえらいのか?そんなことはないでしょう。情報伝達の手段として、映像や、音でなく、本の形態がもっとも優れていると考えたから、著者は本の形態を選択したに過ぎないと思うのです。幼稚なものでも読んでいればその人はそうしたものに飽きてきて、いずれ高度なものを求める様になっていくと思うのです。それでいいではありませんか。
良い本を出し、しっかり残していってください ★★★★☆

出版点数が増加しているのは、
今や5匹目のどじょうまであるからだそうだ…
道理で内容が希薄になっていくワケだ…

さらに新刊大洪水により、重要な本がすぐ消えて
くだらない本が長く並んでいる可能性もあるとか…
そういえば、書籍チェックしていても、
あっという間に『現在取り扱いしていません』の表示が…
成程…(苦笑)

小中高生の『朝読』と『大学生協の読書マラソン』
は、効果あり!とのこと是非。

そして109ページ読書ばなれの根拠は興味深い。
確かに、『本が売れているか否か』で
安易に読書ばなれを語ることは果たして……
本が売れないことへの出版業界の言い訳になってはいないか。

09(章)新書ブーム
『ベストセラーはクズばかり』ですと(笑)
グレシャムの法則、『悪貨は良貨を駆逐する…』
真っ当な本が見えなくなってしまう…成程。
毎月のように内容希薄な本をたくさん書く人を
一瞬!?思い浮かべてしまった(笑)

後半、クズ本は売れて欲しくないが、
『売れるから!売れる本を売らないと…』
という、書店員のジレンマが読み取れて…う〜ん…成程

作家山川健一さんの言葉、
『やっぱり紙の本には他に替えられない魅力があるんだよ』
は、分かる!

私は本は無くならないと思うが、
出版界は良い本を出し、良いものを後世に残していくという
スタンスだけは取り続けていっていただきたいと思います。
本というハードに固執しているのでは ★★★☆☆
本が生まれる背景と、読まれる背景についてまとめた一冊。

・生まれる背景
売れないから本を出さざるを得ない出版社側の自転車操業により、
新刊が大量にばら撒かれ、ユーザーが玉も石も判断する暇もなく短命化している。
ネットやフリーペーパーにより情報の価値が低下、ライターや編プロへのしわ寄せ、
自費出版の問題など、ネガティヴな話題が占めている。

・読まれる背景
アサドクの効果、実は中高年の読書離れ、新書ブームの功罪、
個性的な書店、本屋大賞、ベストセラーの売れ方について、などなど。

ただ、今後、出版=本というハードではなく、出版社側はコンテンツホルダーとして、
デジタルでもアナログでも、また国内外すべてにおいて、利益を出せるビジネスモデルに
変容していくことは、大手出版社の動向を見ていて明らかだ。

ワンソース、マルチユース、マルチウィンドウ化が進んでいる昨今、
本というアナログメディアがどういう形で生き残るのか、興味深い。




本の未来 ★★★★☆
世間ではAMAZONやソニーの電子ブックが台頭して話題をさらい、
Googleが本の電子化を進めている。

そんないい話はたくさんあるのに、本書を読むと現状の出版界の問題点が次々と明らかになってくる。

本当に読者は離れているのか。出版点数の増加の先に有るものは何か。

本の現場に興味のある人に是非一読をお勧めしたい。