期待が大きいと落ち込みます。
★★☆☆☆
颯峰編も3巻目。
今回は登場人物がいつもより少ない所為もあるからか、物語に厚みがない気がします。
6,10,1月と、立て続けに3冊発行というペースは早すぎるのではないですか?
ラノベだからといってしまえばそれまでですが、前面に出てきたら話の都合が悪いとみえ、愛宕天狗の棟梁っていうのがあまりに無能過ぎて違和感が大きすぎます。
天狗は傷の治りが早いとか言う割りに、いつまでも怪我だなんだとかいって隠れているし、そこに伏線でもあるんでしょうか?
昌浩側にしても、相手が罠にかかるのを手をこまねいて待っているのでは、反撃してくださいと言っているようなものです。
外法の全容を知らないのなら、もっと用心深く手を打っていた方が自然なのではないでしょうか。
それに今回の終わり方も前回とほとんど同じだし、もっと読み手を唸らせるような展開が欲しいです。
このシリーズはそういう作品だと思って読み続けていましたが、このところ期待外れが続いているのでそろそろ見切りを付けたくなってきました。
正直なところ、もし、あさぎさくらさんのすばらしいイラストがなかったら、もうやめていたかも。
願わくば、次の巻での奮起を期待したいです。