アメリカに転がってる悲惨で滑稽で極端な現実を笑いをまぶして紹介
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この方の書くコラムは「アメリカ横断TVガイド」で面白いな〜と思い、何冊か読んでました。
今回もブッシュ共和党への批判とキリスト教右翼(この辺りが日本人としてはイメージしにくいというか、よくわからん存在)への忌々しさが毒ある笑いとなって発揮されてます。
かといってリベラルを手放しで賛辞してるのかというとそうでもない。
思い入れはあるんだろうけど、リベラルでも保守でも、そのくそったれな部分に焦点当てて笑いつつ批判しつつ楽しんでるような文章です(その思い入れ部分に、単純に賛同しかねる面もありますが)。
だから政治的な話でも、そう堅苦しさは無い。
アメリカ南部といえばガチガチの保守で、昔から共和党が支配する所だと思っていましたが、奴隷解放が共和党の政策で奴隷制度維持の南部が民主党だなんて、この本で知りましたよ。
リンカーンも民主党だと思ってましたし(不勉強だ・・)
でもこれって、著者自身もある時期までそう思ってたんじゃないかしら?
民主党=リベラル=善・・という、ものすごい単純認識は、どうやら日本人が勘違いして陥りやすいもののようだ。
実際は、かなりうさん臭いんだけどね。
著者はアメリカにあふれる過激で極端な現実を「笑い」のフリカケをまぶしながら、あぶり出して行く。
それこそ眉をひそめてしまうような話もある。
人種問題にしろ宗教問題にしろ、経済格差の問題や教育問題にしろ・・
日本よりアメリカの方が遥かに複雑で、解決が難しいように思えるが、それでも依然としてアメリカが元気に見えるのは、良くも悪くもすべてがアケスケになるからだろう。
この傍若無人な強さが日本には無いねぇ
ところでね・・
著者は韓国系日本人とのことですが、この本に書かれてる五木ひろしが韓国系・・ってのはどこのソースですか?
西城秀樹も韓国系ってのは??
僕がアメリカに住んでた時に周囲にここに出てくるようなアメリカ人はいませんでした
★★☆☆☆
アメリカのゴシップ記事を日本に紹介する本
アメリカすげえってなるけど僕がアメリカに住んでた時に周囲にここに出てくるようなアメリカ人はいませんでした
でもおもしろいです
単純に笑える
安い!
★★★★★
アメリカ在住コラムニスト、町山智浩氏の本がまた出ていたので買ってしまいました。
「日本のメディアが伝えない、アメリカの変な現実」(まえがき)が満載です。
大笑いしながら一気に読んでしまいました。
町山氏の変なものキャッチ・アンテナ、今回もさえています。
個人的にはやんちゃ坊主の「リル・ブッシュ」と、謎のミュージシャン、ジャンデックがとても気になるところです。
こういうC級ネタは、自分でもこまめにネットなど見ていればみつかるのでしょうが、なかなかそんな時間がない身には非常に重宝な本です。
そして、実はこのような周辺情報に、物事の本質は宿っていたりします。
単なるお笑い本ではなく、ちゃんと文明批評の本になっているところ、町山氏の選択眼(および時折挟まるつっこみ)の確かさが伺えます。
1140円という値段を考えれば、ものすごくお買い得な本だと思います。
お試しを。
アメリカの見方が変わるかも?
★★★★★
アメリカ在住者でなければ見えてこない
真のアメリカがここにはある!!と言うと
固い内容に思われますが、
そこは映画評論家である作者、
大体は映画やテレビから見えてくるアメリカを
鋭く、愛を込めて、時には怒りを込めて(あとがきを含む)
読ませてくれます。
最後に「ヤング@ハート」についてのコラムで締めているのが
とても良いと思いました。
アメリカの根
★★★★★
映画評でも有名な町山さん。
アメリカ映画をからめたアメリカへメスを入れるコラムはとても興味深い。
アメリカの真実がここに見える。
TBSラジオ、コラムの花道を聴くとさらに立体的に...。