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金融工学者フィッシャー・ブラック

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経BP社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ペリー・メーリング/著 今野浩/監訳 村井章子/訳 出版社名:日経BP社 発売所名:日経BP出版センター(発売) 発行年月:2006年04月 関連キーワード:キンユウ コウガクシヤ フイツシヤ- ブラツク きんゆう こうがくしや ふいつしや- ぶらつく、 ニツケイ ビ- ピ- ニツケイビ-ピ- 6115 ニツケイビ-ピ-シユツパンセンタ- ニツケイビ-ピ-シユツパンセンタ- 6401 につけい び- ぴ- につけいび-ぴ- 6115 につけいび-ぴ-しゆつぱんせんた- につけいび-ぴ-しゆつぱんせんた- 6401、 ニツケイ ビ- ピ- ニツケイビ-ピ- 6115 ニツケイビ-ピ-シユツパンセンタ- ニツケイビ-ピ-シユツパンセンタ- 6401 につけい び- ぴ- につけいび-ぴ- 6115 につけいび-ぴ-しゆつぱんせんた- につけいび-ぴ-しゆつぱんせんた- 6401 1本の数式が世界を変えた。金融市場革命の起
推奨 ★★★★☆
ブラック=ショールズ・モデルの立役者でありながら、1995年57歳で生涯を閉じたフィッシャー・ブラックの伝記とファイナンス理論の誕生・成長を重ね合わせた好著である。原著者メーリングは、コロンビア大学の経済学部教授であり、金融史と経済史の専門家である。今野浩先生が監訳者だということもあるのだろうか、テクニカルタームも極めて正確に翻訳されており、訳文全体も優れている。レビュアーのような凡人は、ブラック、マートン、ショールズなどなど、世の天才・大秀才の超人的能力にはただただため息をつくばかりである。数理に自信のある学生諸君が読めば、第二・第三のフィシャー・ブラックを志すきっかけになるかもしれない。それだけのインパクトを秘めた著作である。
内容は素晴らしいけど書誌を省いたのは残念。 ★★★★☆
この本の原書は、フィッシャー・ブラック自身の徹底的なやりくちを手本にしたような包括的なビブリオグラフィーも含めて高く評価されているようです。ですが紙幅の関係からこの訳書においては省かれている。なので調べものをする気になった人は結局原書も買う必要があります(私はこれから買うところ)。
さりげなくちりばめられているブラック自身の言葉の中でも印象的なものの多くは、彼が死を目前にして研究生活を回顧した『一般均衡の探究』(Exploring General Equilibrium, The MIT Press, 1995)の実質1ページ程度の序文からの引用です(読むと驚くと思います。なお今野浩氏の序文に「論文集」と紹介されてますがこの本はそういうものではありません。邦訳でも(前後関係を微妙にごまかしているのでおそらく原文が元凶)微妙なのですが死の直前に編まれた顕彰論文集 Legacy of Fischer Black, Oxford University Press, 1994 と混同している気がします)。
『一般均衡の探究』が師である哲学者クワインの『哲学事典』(ちくま学芸文庫)のスタイルに影響を受けていること、オプション価格公式の根底にある確率過程論についてもウィーナーの研究に高校時代に親しんでいたこと、など、経済学、金融学以外の分野からの思想的影響についても非常に周到かつ啓発的なヒントが示され、著者自身の幅広い教養に感服します。
ブラックを切り口に見た証券分析論の歴史 ★★★★☆
フィッシャー・ブラックの人物像を描くとともに、フィッシャー・ブラックという切り口でみた証券分析論の歴史が語られ、私にはむしろ後者の印象の方が強く残った。確かに原題も「Fischer Balck and the revolutionary idea of finance」となっている。
ブラックは学界と実務の世界とを往来し、Financial Engineer の先駆者だったために学者としての評価は充分ではなかったようだが、学者以上に純粋な学究の人だった。その純粋さ、挑発的なスタイルは読んでいて痛快。
証券理論の叙述部分は、CAPMなどを一応理解して読んでいてもかなり読みにくいので適当に読み飛ばすことをお勧めするが、CAPMが誕生し、発展していく時代背景、経済学界・経済理論との葛藤など、読み応えがある。商品取引所として名を馳せるシカゴにはシカゴ大学があり、そこには証券分析論の一大拠点があってはじめてそれが可能になったのだということがわかる。
ブラック・ショールズ公式で有名なブラックだが、オプション市場とのかかわりについての話は気が抜けるほど少ない。ブラック本人にとっても、いつも思考の大半を占めていたのはCAPMであって、オプションではなかったのだ。
自由な市場の力を心から信じ、「リスクはリターンのコストに過ぎず、不確実性は成長のコストに過ぎない」というブラックの考え方は、市場を相手にする時に勇気が湧いてきそうな明るさがある。
米国らしい伝記であり、読み応えがある ★★★★☆
オプション価格のブラック=ショールズ公式で有名なブラックの生涯と研究プロセスを明らかにした本です。
1954年、ハーバード大学に入学したブラックは、当初、人間に興味を抱き、教育学を選考しますが、やがて数学に没頭し、次いで人工知能などコンピュータ・プログラムの開発に携わった後、就職後、金融工学に取り組むことになります。詩作やスーパーマリオ・ブラザースに熱中する彼は、問題を正面から取り扱い、直感を大事にし、一見馬鹿げたように思われる事柄を、明快な論理で説明するに至るプロセスを楽しむ天才でした。
金融にとって重要なのはリスクの認識で、リスクは時間とともに変化します。いかにリスク・エクスポージャー(リスクにさらされている部分)を抑え、期待リターン(予想収益)を最大化するのか、が問われるわけです。これに基礎を与えたのはブラックの師、トレーナーのCAPM(資本資産評価モデル)でした。
理論解説ではなく伝記 ★★★★☆
ブラック=ショールズ方程式を作ったブラックの伝記である。方程式を分かりやすく解説する本ではなく、ブラックの人となりに興味があれば読む価値はあろう。