二人の会話が最高
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サンドラ・ブラウンの作品はほとんど読んでいますが、その中でも最もお気に入りのひとつです。なにしろ、暗い過去を持つツイてないヒーローのかっこいいこと!彼と触れ合ううちに次第に自分を取り戻していくヒロインの姿にも感動します。怪しい釣宿の主人やオカマのニセ神父など脇役のキャラクターも多彩で楽しい。ぜひともお薦する1作です。
前半はサスペンス寄り、後半はロマンス寄り
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心身ともに追い込まれたヒーローが、その原因となっている男に復讐する為に男の妻を誘拐するサスペンス寄りの前半と、誘拐してきた人妻との禁断の恋というロマンス寄りの後半というサスペンスとロマンスがうまく融合されている作品でした。
ハラハラさせられるヒーローと敵の男(ヒロインの夫)の駆け引き。徐々にお互いを理解し深まっていくヒーローとヒロインの愛情。どちらもとても面白くサスペンス好きの人もロマンス好きの人も納得できる内容だと思います。
追い込まれた状況から這い上がろうとする終盤の主人公二人の姿はやっと幸せを掴みはじめようとする決意のあらわれでもあり、これまでの絶望感から幸せのエピローグへと導いてくれて感動させられました。
後半にかけてどんどん盛り上がる
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サンドラ・ブラウンの作品は、本当に多彩である。
美しいヒロインと多少陰のある男性とのロマンスを軸としながら、
常にさまざまな設定で読者を楽しませてくれる。
通常なら序盤から主役の男女が出会い、憎みながらも惹かれ合う・・・
というストーリー展開がメインのブラウン作品からすると、
本書ではの2人が実質的に接触するのはかなり後半になってから。
また、ほかの作品と比較すると『憎』のとげとげしさが少ないので、
ロマンスの部分を安心して読んでいられる。
序盤からのヒロインの描写で感じていたことだが、
後半バイユーの沼地やクレオールが舞台になり、
ますますアンドリュースの作品を連想させる雰囲気だった。
最後にどんでん返しが・・・
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他のサンドラの作品と違い、極悪な男の妻として暮らしている女性がヒロイン。主にヒーローの視点から描かれるが、このヒロインはロマンス小説の中では異色かも。
物語はヒーローに誘拐されたヒロインが一人前の人間として自立し、心に傷を負ったヒーローが癒されるまでをニューオーリンズの沼地(バイユー)を舞台に描かれる。
最後のどんでん返しには驚きました。この本を読んだ後ニューオーリンズに行ってみたくなることうけあい!サンドラファンなら是非読んでみて!
映画のような本!
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友人を誤射し、妻は浮気し、悪徳弁護士に犯罪人を無罪にされ・・・と
散々な目に遭ったバーク・バジル。悪徳弁護士に復讐するため彼の妻を誘拐
し―
といったぐあいで、さながらハリウッド映画のような世界が展開。
ハートフルなラブ・サスペンスといった感じだ。
とてもホットな内容で、ロマンスものが好きな人にも十分読み応えがある
だろう。