KOSOKU
★☆☆☆☆
姑息の一言に尽きます。大手メーカーの批判がしたいのか、スーパーで並んでいる人気商品の悪態を尽きたいのかがよくわかりません。
批評も明確ではなく重箱の隅をつつくようないい加減な内容で何一つ共感できません。
また、大手メーカーに問い合わせた結果を名指しで掲載していたのはいささか感心できませんでした。バレバレに近いイニシャルで公表するなどで良かったでしょう。
この本を読んだ消費者がどのような食生活をすればいいのかなどの対策や考慮が一切ないし、メーカーに対する考慮がないです。
簡単に言えば、一方通行の本でしょう。一方的に自分達は正しいと吠えているだけの作品です。この本は再生紙にしてトイレットペーパーにでもなればいいんです。
買ってはいけないことはない
★★★★★
こういう手の本はタイトルはセンセーショナルだが読者が適切な知識を持って読み、適切な判断を下せばよいだけのこと。いたずらに踊らされることだけはなさらないように願います。
例えば、食品なら保存料を入れなければ傷みが早く食中毒でも起こす方が大変です。ならば、自家で食事を作り、安全な有機野菜を使うとか飼料にも配慮された肉類を使うとかすればより安心ですがなかなか全ての面でそのようなことは現状では難しいのではないでしょうか。化粧品や洗剤でもコストの問題なども出てきます。アレルギーの出る人は情報源の一つになるでしょう。
要はいろんなことを知って自分の生活にあわせて選択・工夫すれば良いと思います。
Q&Aなど内容的には前作よりも進化してると思います。
★★★★☆
食品添加物や歯磨き・シャンプー等パーソナルケア製品の成分状況を知るにつれ、
前作同様このブックレットが果たしてきた役割は大きいと思います。
通常のルートでは知ることができないような情報が紹介されています。
やはり広告に依存してないメディアだからこそ、行えたことだと思います。
前作の影響もあって、実際に商品の改善を行った企業が出てきたことも
評価すべきことでしょう。
これだけの食品添加物や化学合成物質を使用した商品を食べたり、使ったりすることは
有史以来初めてのこと。
私が子供の頃には、アトピーやアレルギーが今のように多くはありませんでした。
また目と耳を疑うような事件もほとんどなかったです。
学級崩壊も聞いたことがありませんでした。
また、殺人事件そのものが年に数回あるかないかだったかと思います。
しかし、今や殺人事件は日常茶飯事のこととなってしまっています。
あまりの変わりように、単に日本人の考え方の変化だけの問題だけなのか
疑問を抱いている昨今です。
すべてではないかもしれませんが、食品添加物にまみれた食生活や
化学合成物質を使用したパーソナルケア商品(歯磨き・シャンプー・化粧品など)に
よる長期的な影響もありえるのではないかと思える昨今です。
そのような「化学物質は脳に最も蓄積されやすい」とも言われる方もいらっしゃいます。
胎児の頃からその汚染にさらされていることを警告されている方もいます。
「知識は力」です。
小回りが利かない行政や企業。もちろん様々な利害が絡んでいます。
そんな商品環境から、自分と家族とさらにそのまた子供の健康を守る
「セルフディフェンス」の書だと思います。
批判も多いブックレットではありますが、わたくしは高く評価したいと思います。
評価は読み手次第
★☆☆☆☆
食品や日用品の安全性を疑問視するのはとても結構。活動自体は評価できる。皮肉ではなく心からそう思う。
ただ、それを全て日常に持ち込めるかというと話は別。化学物質を絶対的に悪と見做すかどうかで評価は分かれると思われる。必要悪の存在を認めるかどうか。
悪意を込めて書けば、厚労省その他が設けた規制では安全性を担保できないとしてさらなる追及をし、役人や企業担当者がfollowしないと徹底的に糾弾する。followしない企業の営利活動は徹底的に批判される。前作のスタンスを踏襲し、さらに無差別爆撃を加えている。前作と重複する内容も多く、あえて続編を出版するほどの内容であるかは甚だ疑問である。
客観的に見ても、結論ありきで書かれたプロ市民によるプロパガンダ作品。記述に見られるデータも科学的または統計的な裏づけがなされているとはとうてい思えない。
論文としての価値は極めて低い。論文として読むこと自体が編者に対して気の毒かもしれないが。