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新・買ってはいけない〈2006〉 (『週刊金曜日』ブックレット)

価格: ¥756
カテゴリ: 単行本
ブランド: 金曜日
Amazon.co.jpで確認
受け取られる方が不快に思われるような、傷みのひどい本、見苦しい本などは扱っておりません。カバー表面にうっすらと折れ線やかすり傷などのダメージがありますが、あとは目立つような傷・汚れもなく、よい状態です。気持ちよく鑑賞していただけるのではないかと思います。
賛否両論ありますが・・・ ★★★★☆
確かにこの本では商品の批判をしています。
皮肉もあるし、発売を中止したほうがいい、みたいなことも書いてあります。
その後発売中止になった商品もあります。改良された商品もあります。

でも著者はただ批判をしたいだけではないはずです。
著者も同時に「消費者」なのです。

この本はショッキングな内容ですが、
現代人への警笛だとも思います。

化学物質に毒されて将来泣きをみないためにも、
一読の価値はあると思います。
化学物質の危険性を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。

別に誰の肩をもつわけでもないですが、
あくまで「自分自身の体を守るため」に。

しかしこの本を読んでしばらくはお店で何も買いたくなくなりました。
「買っても安心」な商品なんて探しても見つかるかどうか、
というぐらい少ないのではないかと思い知らされます。

添加物の入っていない食品なんて現代ではほとんどないだろうし、
そうすると料理はすべていちから作らないと安全でない。
しかし原産国によっては農薬の問題が深刻で。

お菓子を食べたかったらホームメイド?
現状はいつもそんなことしていられない。
材料も慎重に選ばないといけない。

お菓子が大好きな私ですがしばらくは買えないです。
今まで自らすすんで自分に毒を盛っていたのかと、ショックでした。

シャンプーや化粧品の成分もいろいろ知ることができました。
お店で今まで自分が使っていたものの成分表示を見て愕然。
ほとんどがカタカナの化学物質がてんこもり。

シャンプーなど特に頭皮にすりこむようにして洗っていたし、
今考えると恐ろしいです。着実に体に吸収され蓄積してゆくのです。

別に長生きしたいからとかじゃないんですけど、
発がん性、アレルギー反応とかの影響は避けたいのが本音です。

知っておいて損はない内容です。
読んだ後、化学物質入りの商品を使い続けるか否か、
読者の判断次第だと思います。

完璧に安全なものなんてないんだな、と軽く絶望もしました。
無節操 ★☆☆☆☆
批判できる力量もないのに前作と前前作のヒットにあやかった焼き回しの書物と言っても過言ではありません。

批判の内容もパワーダウン及びネタ切れのせいなのか主観丸出しになっています。大人気ないの一言です。

某討論番組よろしく読者をおいてけぼりにして自分達だけで好き勝手に企業を批判しているだけの箸にも棒にもかからない書籍です。こんな本が出る事自体環境破壊であります。
感想 ★★☆☆☆
普段使っている製品に対しての危険性を訴えた本だが、内容に対し一定の理解は出来るものの、そういった事実に対し読者はどうすれば良いのかというところが抜けている。そこまで踏み込んだ内容が書かれていたのなら立派だが、買うのを控えろ程度では「単なる企業に対する嫌がらせ」や「読者を恐らかせているだけ」と思われても仕方がないのではないか?
今回は残念ながら(?)わりあいまとも、です。 ★★★☆☆
今度はどんな「トンデモ」が書かれているのか、やや皮肉な興味で手にとってみた。

が、今回はライターが渡辺氏メインになっていて、以前ほどのトンデモさはない。渡辺氏の基本的な主張は、化学合成物質の人体への悪影響を説いていて、お役所が認可したものであろうと、少しでも疑いのあるものは排除すべき、という立場である。

筆者が小学生(昭和40年代半ば)のころ、学習雑誌に「チクロの旅」なる記事が掲載された。チクロという合成甘味料が工場で作られて食卓に運ばれるまでを描いたマンガで、「僕たちチクロはみんなの役にたっているよ〜」というようなものだったが、その後しばらくして発ガン性、催奇性があると、禁止になった。

こんなふうに、お役所が認可した物質だから、といって別に未来永劫安全性が保障されたわけではない。化学物質の毒性については、急性のものはともかく、蓄積されて慢性的な症状を引き起こすものについては、実際のところ、よくわからない。無批判、無自覚に商品を選ぶのではなく自分の体は自分で守る、という意識はそれなりに必要だということだろう。

なお、渡辺氏からメーカーへの問い合わせについて、企業側の対応が分かれているのが興味深かった。説明は苦しいがきちんと答えているメーカーもあれば、全く取材を拒否するメーカーもある。花王、ハウス、サンスター、一流のメーカーであるなら、どんな批判にも真摯に向き合い、自らの製品を省みて恥じるところがなければ自信を持って回答をすべきであると思う。筆者は花王製品を愛用しているだけに残念であった。
弱者の戦い方 ★★★★☆
表紙がずいぶん可愛らしいなと思ったら、批評した商品の写真をパソコンのアイコンのように整列させて、
しかも大きなピンクのバッテン。ついつい吹き出してしまいました。

この本を読んでいると、弱者には弱者の戦い方があるのだと思いました。断片的なデータで批判しているという声もあるでしょうが、
安全というデータだって完璧ではないはずです。商品によっては、企業がスポンサーについた研究では「安全」という結論が出て、
そうでない方には逆の結論がでたりします。
なので、弱者は疑問を呈するという役割に徹するのが戦い方として適切と考えます。

私は理系の人間では無いので、化学の世界は詳しく知りません。しかしこの本で取り上げられた商品を見ていると、
別に無くても生活できるのではと思ってしまいます。
それに、誰かが声を上げないと、悪貨が良貨を駆逐する事にもなりかねません。消費者が商品を選べるように
常になっていればいいのですが、商品棚に良品が載らないという「予選落ち」状態になっては困るのです。

ところで、この本を批判する人は、自分で買い物をして、自分で料理を作って、自分で洗濯しているのでしょうか。
「そんな事言っていたら生活なんかできない」なんておっしゃる方もおられるかも知れませんが、
ほんの少し手間をかけるだけで、ずいぶん違ってくると思います。例えば、私は粉石鹸と柔軟剤代わりの食酢を
使って洗濯していますが、別に不便は感じません。固形の石鹸シャンプーとリンス代わりの食酢で洗髪しますが、安価で快適です。
癖ヒゲなので電気カミソリを使わずに石鹸とカミソリでひげ剃りしますが、きれいに剃れて実に気持ちいいです。
石鹸も純石鹸を使う方が肌のつっぱり感がありません。

例を挙げるとキリがありませんが、「本当にそれ無しで生活が成り立たないのか」を考えて買い物をしたいものです。
★★★★★
まずまずです