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聖なるもの 俗なるもの ブッディスト・セオロジー(1) (講談社選書メチエ)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:立川武蔵/著 出版社名:講談社 シリーズ名:講談社選書メチエ 357 ブッディスト・セオロジー 1 発行年月:2006年03月 関連キーワード:セイナル モノ ゾクナル モノ コウダンシヤ センシヨ メチエ 357 ブツデイスト セオロジ- 1 せいなる もの ぞくなる もの こうだんしや せんしよ めちえ 357 ぶつでいすと せおろじ- 1、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 宗教という営みは何を目標としているのか?キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、そして仏教。異なる世界を出発点としながらも、その上に伝達可能で整合的な知の体系を構築することは、神学的方法論によって可能になる。「聖なるもの」を問う、仏教学第一人者の野心的な講義がはじまる。 第1章 ブッディスト・セオロジー(仏教の神学)第2章 
読み易く、中身有る。 ★★★★★
持ち前の厖大な知識を動員しての、立川氏の宗教学講義録。

「仏教の神学」と銘打ってはいるが、その枠は緩く、他の宗教もポコポコ顔を出す。
 「聖なるもの」「俗なるもの」
 「浄なるもの」「不浄なるもの」
――の2軸を中心にして展開される考察は、秀逸の一言。
5巻本の第1巻なので、未だ地盤作りの最中であろうが、それでも猶し、読んでいて心躍る。

立川氏の著作は、どれを見ても読み易くて良い。
聖なる仏門の扉が開く ★★★★☆
人間が「宗教」に生きることにおいて中立的であることの不可能性を強く自覚し、あくまでも仏教者の立場から宗教の現象と本質についての講義をするシリーズ(全五巻で完結するとのこと)、その第一段である。
中沢新一のカイエ・ソバージュの講義と類似した企画だが、まあ、良くも悪くも、中沢のしゃべりよりは落ち着いている。インド学・仏教学の大家による安心のできる宗教(人類)学的なエッセイ、といった感じで、この第一巻では少なくとも、それほど新奇な事実も理屈も語られていないと思う。全体に、「イントロ」っぽすぎた…。ただ、立川氏のパッション(ヒンドゥー教やタントリズムの濃厚な儀礼など)とロジック(竜樹の中論思想など)の二面性のおもしろさは、これ以降の巻で存分に発揮されることだろう。その片鱗はこの巻でも垣間見ることができる。
「聖と俗」という、近代宗教学の基本的な概念をめぐっての議論が本書のポイント。昨今、この用語をめぐる思想史的な研究をふまえて、その乱用に歯止めをかけようとする動きが学界の一部にあるので、本書での超時代的・地域的な使用には少し違和感を覚えるが(「宗教」概念の留保なき適用ぶりにもやはり違和感)、その辺はあまり深く考えないのが無難だろう。人間が非日常的な事象に対して、畏怖の念を抱くという経験の意義とは何か。個人的にであれ集団的にであれ、超越的な救済や利益を求めてふるまうのは何ゆえか。その理由の根源に迫る語りの熱さは信頼できる。