哀しくも癒される
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今まで様々なドラマのBGMを手懸けてきた河野さんだが私はこの白夜行のが一番イイと思った。これほどまでに感情をいれてる曲はないと思う。純粋さ優しさの籠もった曲から哀しさや人間の闇や怒りを表現した曲…白夜行のBGMはこれほど極端なものを見事に作曲仕上げた完成された神曲だと思っている。
役者やスタッフ一同がこの作品を大事に思ってくれているのがよく分かる。
「赦し」のメロディー
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他のレビュアーが書いているように、ドラマ「白夜行」は河野伸の音楽がなければこれほど印象的なドラマにはならなかったでしょう。原作にはないこのドラマの世界観形成に決定的な役割を果たしていると思います。
特に「白夜を行く」「君を照らしていたい」とそれらの異なるアレンジの曲群には、14年に渡る亮司と雪穂の罪にまみれた、しかし純粋な「白夜行」に対する「赦し」のメロディーに溢れています。
この2曲のフルオーケストラ版を聴いてみたいですね。ちなみにこのアルバムのストリングスを担当している「弦一徹ストリングス」はよく目にする名前ですが、これを主催している落合徹也氏は、あの「G-クレフ」のメンバーだったんですね。昔「五右衛門」などを聴いてました。
心に潤いを与えてくれる音楽
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「世界の中心で〜」のサントラも持っていますが、いまだにこのサントラは週に3〜4回は聴いています。仕事や人間関係に疲れたときに、心に潤いを与えてくれます。
ピアノも好きなのですが、心がささくれだっているときにピアノの旋律は少し痛い。
でも、これはピアノとストリングスがうまく重なっていて、心の奥底からジワーッとこみ上げるものがあります。壮大でありながら繊細、優美でありながら峻烈です。
ひとりで聴くことをお勧めします。
世界の中心で〜と並ぶ良作!!!!
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これを聴くと、白夜行のドラマの世界に引き込まれるくらい、落ち着いて浸れます!!!
最初の1曲目では一番お勧めです!!!!
世界の中心で〜のドラマ版サントラも是非お勧め!!!!!
作品をまとめ上げる音楽の力
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叙事的な小説・白夜行を情緒的なドラマ・白夜行としてリメイクするのに
一役も二役も買った名曲たち。私も東野奎吾のファンで、他のファンの人と同様に
第一話の出だしに面食らってしまいましたが、それでも次へ、次へと引き込まれて
いったのは音楽が素晴らしかったからだと思います。
「25.祈り」曲頭4小節のバイオリンを聴いてみてください。このわずかに音程を
ずらしたバイオリンの旋律がドラマ・白夜行で最初に耳にする音です。