反面教師として
★★★☆☆
「アウト・オン・ア・リム」を読んだ後、この本を読みました。
「アウト・オン・ア・リム」から17年ほど経ったでしょうか。
旅路はもちろん、歳月を経て著者がどのように変化しているか、
楽しみにしていました。
しかし読み始めて間もなく感じたのは、
「精神世界を探求すると心が平穏になる」という私の思い(込み)は
間違っていたということでした。
著者の心は平穏ではなく、より頑強になっているように感じられました。
また、全ての物事は偶然ではないとして「意味付け」をしている著者の姿には
若干辟易してしまい、「人生における出来事は偶然ではない一方で、
偶然にすぎない事だってある」と思いました。
「アウト・オン・ア・リム」は食い入るように読みましたが
「カミーノ」はかなり引き気味で読み続けました。
でも、自分の性格は著者と通じる部分もあるため、
反面教師として役立ったと思っています。
おもしろかった
★★★★★
カミーノとは、サンチャゴ巡礼の道。
シャーリーが歩いた巡礼の旅での出来事と
そこで見た神秘体験が書かれています。
この神秘体験が、とってもおもしろかった。
シャーリーの過去生の映像、
レムリア時代(神話上ではエデンの園)の様子、
ソウルメイトの話など、
興味深い話が、いっぱい出てきました。
少し厚めの本ですが、あっという間に読んでしまいました。
実体験に基づいた記録
★★★☆☆
シャリーマクレーンが実際に「カミーノ」と呼ばれるスペインの巡礼路を歩いた時の記録。スピリチュアルな彼女に色々と起こる理解しがたい出来事や彼女の目を通して見る人々や旅の風景を思い浮かべることができる。
この道を歩む人は何らかの奇跡を体験すると言うことは以前から聞いていたが、それが彼女にとってはどのようなものであったのか、ある1個人の体験記として読んでみると中々興味をそそられるものでもあった。
私のような凡人には本当なの?なんて疑う気持ちも少々湧いたが、歩きながら内観をじっと見つめると、今まで見えなかったものが見えてくる、そのような感じなのだろうと思う。 読んだ後は何となく「カミーノ」巡礼の道を歩いてみたくなるのではないだろうか?
自分探しは今も続いているのだろう
★★★★☆
シャーリーの文章は出演している映画で見られるような明るいおおらかなイメージとは大分イメージを異にする。
いつもながらストイックなまでの内面の探求がこの旅にも続けられている。 この大スターが何故現世で、ここまで自分が何者であるかを探求しなければ気が済まないのか…
「アウト オン ア リム」からの、そんな私の疑問がこのカミーノの巡礼が解決してくれた。。
800キロの道のりの中で、常に自分と対峙し、自らの問題は何なのか? 克服すべきはどういう事なのか? 問いかけ、試み、黙々と旅を続ける。 当時、60歳を超えていたシャーリーだからだろうか、探求している姿に焦燥感を感じる。後半の人類の歴史の始まりからのシャーリーが見るビジョンは興味深い。 そして、そのビジョンの中に彼女の現世まで持ち越されているカルマの原因が語られている。 この旅以後、彼女はどの様な人生を送っているのだろうか?
自分の始まりを知る
★★★★★
天地創造の真実がこの本でわかる。一ページめくるごとに圧倒されてゆく。