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The White Tiger

価格: ¥441
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Simon + Schuster Inc.
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Absolute page turner! ★★★★★
面白かった!そしてどんどん先を読みたくなる物語の進め方。最近読んだ本のなかでも素晴らしい作品でした。
物語の冒頭で自分のマスターを殺してしまった事を告白する主人公。それも中国人大使への手紙の中で。物語が全て手紙というこの設定がとてもユニーク。それから自分の生い立ちやどのようにしてそのマスターの運転手となり、殺すまでに至ったのかがつづられていきます。貧しい家に生まれた彼の運命がどんどん変化していく…読み終わるまであっという間です。
けっこう衝撃的、でも読みやすかった ★★★★★
すでに書かれているように、中国の首相に送る手紙という形態で、その内容は赤裸々な告白、暴露であるので随所で衝撃的でしたが、非常に読みやすかったです。この内容が数十年前ではなく、今現在ということで、改めて色々驚かされました。
急激な発展をとげつつある新興国にいてさえ、長年の因習や宗教的価値観に基づく過去のしがらみは、自分で気がついてみてもなかなか振り払うことが困難であることが、わかりやすく書かれていますね。また、使用人根性の抜けない自分、格差社会の現実との狭間で格闘しつつ、”闇”から”光”へと転身しようとしている主人公が、鮮やかに描写されていますね。
たとえ、ほんの少しの間だったとしても、召使でないことがどんなことかわかったのだから、だから主人を殺したのは意味があるのだというところに、根が深いことが読み取れるようでした。

どこもかしこも、彼を取り巻く世界が賄賂とたかりだらけであることに、圧倒されてしまいます。子供でさえ、そういうことをいつしか覚えてしまうのですから・・・。また、せっかく犯罪を犯してまで”光”の世界へ身を転じたのに、起業してその後も会社を存続させるのに、またしても、賄賂という手段を使わざるを得ないのかと思うと、これもまた、なんとも言えないものがありますね。
とにかく、21世紀の今でも地方にいまだに根づく因習と、実情に全くそぐわない無理な発展に伴う社会の矛盾に、考えさせられます。
同じ急激な経済発展をとげつつある中国の首相に送るというのが意味深ですね。
面白かったよ ★★★★★
貧しい村に生まれ、「boy」という意味の名前しかもらえなかった主人公が、やがてお金持ちの運転手となり、最終的には事業家として成功していく物語。
主人公が訪印する中国の首相に宛て、一方的に送りつけた手紙という形で語られます。

こう書くとありがちなサクセスストーリーみたいですが、主人公の語り口は皮肉とユーモアが利いていて、インドの現状についての知識が乏しい私のような者でも、非常に面白く読めました。

主人公は面倒をみてくれた主人を殺し、その金を奪って起業します。
自分が将来人を殺すことを、彼は話の早い段階で打ち明けてしまうので、いったいどうやって事が起こるんだろう、と結構はらはらしながら読みました。

読みやすい簡潔な英文で、単語の難度もそれほど高くないと思います。
話のテンポも、余分な情景や心情の描写が少なく、速いので、一気に読んでしまいました。

英語が読める方、原著でぜひ。
worth reading but sounds black. ★★★☆☆
Balrum Halwai, the protagonist in this story, after many a strife, becomes an "entrepreneur", and this is a tale to tell us how to be one; I dare not mention here what it means in this story: to be an entrepreneur. As for the title of this novel, Balrum is in this novel “The White Tiger” in two senses; I dare not tell you how.
Adiga laments that "something anywhere in the world” entraps our daily lives, and he grieves about the fact that "something else" in the world chains our entire lives. He is so powerfully negative in this novel that I sometimes really felt like cheering him up, but he, through his quite black humor, makes this story as powerful a burlesque of our real life, thus ironically letting us feel hopeful about our future.
This tale I think is worth reading in general terms, though I myself did not really like it rating his humor as a little too black. However, not rich as I am, this is a quite cautionary tale, from which I have had many lessons. Thank you, Adiga.
最近のお気に入りです ★★★★★
Audio Bookで聞きました。インド英語が楽しく聞け、英語の本を読むのが困難な私でもほとんど理解できました。先の方がくわわしく書かれていますが、私には気楽に読めて、ユーモアたっぷりであり、あっという間に読み終えると思います。楽しく、ストーリー展開もあり、また現代について(インドだけでなく)、階級について、考えさせられると思います。難しい本より、こういうのが大部分の読者を満足させるのだと思います。私はコメディーと思って読みました。ただ、小説としては人物の描き方に少し、detailが欠けるきらいがありますが。主人公のご主人様は私にはごく普通の、人のいい人物に思えました。現代の罪と罰といったところでしょうか?