ジュンイチロー、新たなる戦い
★★★★★
雑誌掲載の形式が、読み切り形式から正式連載に格上げした「ムダヅモ無き改革」。
そのため、第一巻にあった一種のギャグや風刺性はやや陰を潜め、週刊少年漫画誌のようなバトル物に作風も変更している。
しかし、「大和田節」と称される熱い作風やセンスは却って加速しており、その筆力は何ら衰えていない。
地球連合側の首脳陣も第四帝国側も多士済々で個性豊か。ジャンプ黄金時代の直撃世代はノスタルジーさえ感じるのではなかろうか。
また、忘れてならないのが、モデルとなった人々の背景や業績を的確にトレスして作品に反映している点。
その回だけのノリや勢いだけではない、作品のもつ静かな知性にも瞠目してほしい。
麻雀漫画でありながら、只の麻雀漫画では終わらないというのは、先行する麻雀漫画作品との共通点であろう。
改造・金が!ヴァチカンが!そして悪の第四帝国が迫り来る!!
★★★★★
いや、この2巻目も笑った笑った。
もう麻雀のテクニックがどうとか、現実の政治情勢がどうとか、まったく関係なくなっちゃってます。
このマンガでは、小泉ジュンイチローの政界引退を促したのは麻生総理ということになってます。
それは何故なのか!?
ま、読んでみてからのお楽しみですね(そんな大した話でもないかな?)
そして今回は、○○○がUFOを作っていたとか、南米で死亡した○○○○の○○○が・・とかの「な、なんだってーーー!!!」ΩΩΩな、トンデモネタまでぶち込んで、1巻目以上に有り得ない展開に・・・
地球最大の危機を救うため、G8首脳陣中5人の最強雀士達と、地球を狙う悪の第四帝国最凶雀士との麻雀大戦勃発・・という壮大な(そしてばかばかしい)ストーリーには別の意味で心躍りました。
このマンガが海外に流出しないことを切に願う。
日本人だけが楽しむ分には良いと思うよ、この荒唐無稽さは。
でも、ちょっとプーチンがカッコイイ描かれ方なんで、ロシアには流出してもイイかも・・・・いや、ヤヴァイか。
てか、アニメ化しちゃうの!?
マジで!?
出来るんですかぁ!!!???
一巻の面白さを期待するとガッカリするかも
★★★☆☆
舞台のスケールがデカくなってしまったので
(どのような舞台設定になったかはネタバレになるので言えないが)
一巻の時のような政治家風刺漫画を期待すると、残念に思うかも。
2巻以降は、小泉もプーチンも全て大和田さんのオリキャラと見て楽しむべき。
政治家風刺漫画を楽しみたい方は、巻末の麻生劇場があります、が
やっぱり一巻のような迫力には及ばないかな〜。
アニメ化できるのか?
★★★★★
小泉ジュンイチロー元総理をはじめとする個性的過ぎる登場人物、破天荒ながらも迫力ある闘牌シーン、荒唐無稽でありながらも読む者を惹きつけずにはいられないストーリー展開は2巻目に入ってからますます磨きがかかっています。
ところで、単行本の帯に「アニメ化」の文字が・・・・。
大丈夫なの?
祝アニメ化
★★★★★
あの熱い麻雀マンガのフリをした小泉劇場が帰ってきた!
しかもアニメ化決定って帯にあるんですけど、大丈夫なの?
でてくるのが日本の政治家だけならともかく、
G8首脳+ローマ教皇なんですけど(汗
(知られざるコンクラーベの内幕とかいいんですか?)
しかも三巻まで引っ張る構成
惜しむらくは話のスケールが地球規模になってしまったため“スナイパー”麻生タローがちらっとしか出てこない
特筆すべきはメドべージェフ露大統領。
彼をここまでかっこよく感じたのは初めて。
なんにせよ三巻もアニメも期待大