内容
毎度のように警視庁捜査一課、江戸川小五郎のところには
難解な事件が舞い込む。お手上げ状態の小五郎は
シャーロック・ホームズ曾孫にあたる法務須西六に解決を頼むのである。
次々に起こる難解事件を名探偵は果たして解決することはできるのだろうか！？

内容紹介
女占い師が自宅で殺害され、その手にはトランプのダイヤのエースが握られていた。
手帳に書かれていた頭文字から戸塚勝人、富山明、原俊彦、相川忠行の４人が容疑者として
浮かんだ。女占い師を殺したのは一体誰なのだろうか？？




【目次】

【春の殺意】
・天上の密室
・アリバイ列車
・ダイヤのエース
・口封じ
・誰かが殺意を
・血のメッセージ
・燃えた別荘
・車消失

【夏の惨劇】
・飛び込む男
・怨みの密室
・ＣＤの背に
・偽りのダイブ
・学校の階段
・友達はどこに
・消失への挑戦
・海の不思議

【秋の疑惑】
・校正者の死
・消えた犯人
・青春の暴発
・コーヒーに毒が
・首吊死体
・燃える車
・離れで殺された

【冬の死角】
・焼け跡から
・メリークリスマス
・血の初詣
・あぶない情事
・正月リゾート
・凶器の問題
・雪のなかで

矢島　誠（やじま・まこと）
１９５４年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、８８年「霊南坂殺人事件」でデビュー。「星狩人」で、第２９回江戸川乱歩賞候補。
第８回横溝正史賞候補となった「双曲線上の殺人」は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。
長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。近著は、「一番手柄」（松島京作名義・松井計氏との合作）。