花の肖像画としても楽しめるし、そう、大きな花の絵の下には小さな女の子の絵が描いてあってそれも楽しめるし、美しいだけでなく、【贈り物のすばらしさ】について考えさせられて、心があったかくなる本です。
作者のアニタ・ローベルさんはこの本を描くことを飛行機のなかで思いついて、それが見事完成したのが数年後だったそうですが、その苦労の甲斐がじゅうぶんに報われていて、「なるほどこれじゃ、時間がかかるはずだ」とその絵のすばらしさに胸打たれること、まちがいありません。