問題の当事者でない「私」がマイノリティの問題に関わろうとする時に考えねばならないことを本書は警告する。
「あなたは一体何様でどこから誰に向かって様々なことば(シスターフッドの名の元に、女性の権利という名の元に・・・)の名の元にそんな暴力を行使するのか」と。「他者」とどのように出会うべきか、その一つの答えとして本書は全くスマートでないやり方を提示するが、そのある意味どんくさく、厳しい“方法”は私には非常に
かっこよく映るのである。岡真理、やってくれるぜ