著名な気功師による、気や気功、医学のあり方を考える上で必読の本です。
★★★★★
興味があって、これまでたくさん気功の本を読んできましたが、青島大明先生のこの本ほど、気功や気、身体や病気の本質に気づかせてくれた本はありませんでした。
書かれた様々な事例や例証が非常に具体的でかつ理解しやすくて納得させられました。
現代医学では十分に説明できていない様々な身体の現象や身体への影響などが解説されており、医学をもっと進歩させたいという著者の意気込みを感じさせます。
世界的に著名な気功師で、数多くの実績を持つ筆者だからこそ書くことができる内容は必読に値します。
気の力を改めて再確認した本
★★★★★
気は生物にとって大切な生命力であり、人間の病気や運命など様々な世の中の事象に関係していることを再確認させてくれる本。筆者の優れた分析と、経験・実績に裏付けられたエピソードは圧倒的な説得力をもっている。
病気を治すことも含めて、人間の能力の可能性を大きく拡げてくれる良書です。
今までにない、気についての斬新な本
★★★★★
過去の気功の本とは明らかに違う内容に驚きました。
気を情報と捉え、気から病気の原因を調べて治すとの説明は初めて知りました。
身体に悪い影響を与える悪い気の場所、人、モノや癌患者の共通点について説明は興味を持ち考えさせられました。
また良い気の取り方等は過去の気功の本には、このような説明は無かったと思う。
気功の不思議さと面白さが豊富な本であり、気功をやってる人も気功に興味がある人にも
是非、読んでほしいと思う一冊です。
謎も多いが、実効から始まる議論は強力だ
★★★☆☆
気功の実効を著者自らの治療例で証明する本。本書の本筋ではないが、私は気の実在性について考えさせられた。
著者によれば、気は「良い気」「悪い気」として存在する。気は治療の場面のみならず生活空間にも存在しており、「良い気」をとりこむ生活を送ると健康でいられるとする。実践者として実績を持つものの言葉だけに、「気なんて妄想」と嘯く気にはなれない。
だが理解不可能な点も多い。「良い気」「悪い気」が仮に実在するとして、それが健康面に影響を及ぼすという考えは無理がないように思うが、「悪い気」が事故などの「悪い事実」を引き起こすとする考えは、気の実在を承認した上でも理解困難である。気は「情報」であり、電話でも治療できるとも著者はいい、実際にそうしているという。この場合もたとえ、実効があっても、「気=情報」という等号の意味は理解不能である。言語化困難なのかもしれないが、ここで丁寧な解説を怠れば気はこの世で永遠に異端視され続けるであろう(あるいは気功は「秘伝」として、実践者希少のほうが儲かるから、故意に曖昧にしているのだろうか)。
奇妙な側面はさらに検討を要するにせよ、「気の実効」から出発する議論は、やはり強力であり、これを頭から無視するのは科学の怠慢であろう。異端視されながらがんばっている気の研究者にはエールを送りたい。
<追記:知人によれば風水と気功の生活知は相当一致するらしい。風水の視点から気を説かれても胡散臭いものを私は感じてきたが、リアルな実効をともなう気功側から語られるものと一致すると知ったとき、気の実在(と陰陽説)ぐらいは承認せざるをえないのかもとさえ思った。形勢派の議論は「あり」かも。しかし理気派は無理だろう。五行説は根本的な錯誤だし、その上に乗せられた方位説その他全ては砂上の楼閣、誇大妄想だろう。というのが今の考え。>
本のタイトルよりもはるかに内容が誠実で充実
★★★★☆
こういうタイトルでこの手の本はたくさんあるので買おうか買うまいか迷ったが公的なメディアでの報告など信頼できる充実した内容の本だった。読者が実行できる写真説明も分かりやすい。今西洋医学による人体の細分化・分業化が進み、人体を物体ととらえて患者を見ずに数字のみをみる傾向がある。そして癌などを悪ととらえ悪いものを退治すればよい、という考え方がはびこっているがその視点自体が間違っていると思う私には怪我などの外科治療・手術は西洋医学、ほかの病気は東洋医学が優っているし理に叶っていると思うのでそのことを納得させるためにも本書は良書だと思う。