葉っぱのふしぎ (サイエンス・アイ新書)
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植物の葉っぱは、花を咲かせ、タネをつくるために、日光・水・二酸化炭素から必要なエネルギーやでんぷんを作り出す光合成を行います。植物は葉っぱで成長しますが、草食動物やそれを食べる肉食動物を考えると、多くの生命の源になっているのです。この身近な葉っぱですが、なぜ緑色をしているのか? どうして無機物から有機物を作り出せるのか? 季節の移り変わりをいかに知るのか?など、意外に知らないことばかり。
本書は、テレビでもおなじみの自称「葉っぱ博士」田中修教授が、愛情豊かに葉っぱの仕組みと働き、そして葉っぱの気持ちを語ってくれます。
■目次
第一話 葉っぱがおこしたミステリー
第二話 時を刻む葉っぱ
第三話 光の色を見分ける葉っぱ
第四話 働き者の葉っぱ
第五話 葉っぱのパワー
第六話 葉っぱの悩み
第七話 葉っぱの運動
■著者紹介
田中 修(タナカ オサム)1947年、京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学博士課程終了。スミソニアン研究所(アメリカ)博士研究員などを経て、現在、甲南大学理工学部教授。農学博士。専門は植物生理学。著書に『花のふしぎ100』(サイエンス・アイ新書)のほか、『雑草のはなし』『ふしぎの植物学』『つぼみたちの生涯』(中央公論新社)、『入門たのしい植物学』