女性がウツとつきあっていくためには。
★★★☆☆
この本はうつで悩む女性に向けて書かれています。
うつ病患者、そして自殺未遂数は
男性よりも女性に多いそうです。
仕事、家族関係、毎月の生理、結婚や出産。
ストレスに囲まれた生活と、変化に富む女性特有の身体。
この本の著者もうつ病を発病し長い間悩んでこられた方です。
そして、知り得たことは
うつ病は克服するのではなく、
女性ならではの「揺らぎ」を用いて上手につきあっていこう、というものです。
自然の流れに逆らわずゆっくり構えましょう、ということかしら。
うつを幸せに変えるテクニックとして
アロマテラピーやアサーティブ(相手を批判せずに素直に自分の
意志を伝えるコミュニケーション術)などが紹介されています。
著者の経験をふまえ、女性の視点からうつ病を捉えており
さるきちも「そうなの!そうなの!」と同調しつつ読みました。
ストレスを抱えながら働く女性におススメの一冊です。