戯曲『血の婚礼』で有名なガルシア・ロルカの詩集。何年か前に入手してずっと読んでいなかったもの。

スペイン内戦の本を読み漁っていた高校生の頃から、ロルカの名前は知っていたが彼の詩集を読むのは初めて。

解説にもあるように、ロルカの詩はスペイン語で読んでみたい。

この本はお風呂のなかで読みました。短めなのですぐに読んでいけます。
ただ、短い詩だけに、言葉の裏に蜜に圧縮された内省のような部分があり、
考え込んでしまうので、お風呂のなかで読みふけってしまうと、下手をするとのぼせてしまいかねません。

この詩集は、一遍一遍を、じっくりと体のなかでこなすように読んでいただくと、深みのある世界を感じ取れるような気がします。

ウイスキーをストレートで飲むような、甘くても辛い、琥珀色の詩集です。