理事になる前に読んでいたら…!
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今期、理事になり大規模修繕工事も経験しました。
工事も終わり、長期修繕計画を立てようと話し合っていたところ、次回の大規模修繕工事では修繕積立金がぜんぜん足りないと改めて分かり、管理費の削減に乗り出しています。
先日友人からこの本を紹介してもらい早速読みました。
管理業界の問題や管理費を安くするにはどうしたらいいかが分かりやすく書かれていると思いました。
筆者の会社の勉強会にも参加しましたが、更に踏み込んだ内容や管理費削減の方法・成功したマンションさんの例などをプロジェクター&パワーポイントで説明していたので分かりやすく勉強になりました。
管理費の削減をノウハウもなく独力でやろうとすると時間や労力がとてもかかります。。。
理事になる前になるべく早くに一読することをお勧めします!
大きな費用項目とそれぞれの費用についてどういう対策を立てたら良いかが分かる
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私はこの本は良い本だと思う。
大きな費用項目の話を中心に話が展開され、
それぞれの費用項目について対策の提案がなされている。
マンションにかかる大きな費用としては
・ 10年に一回の大規模修繕(住民全員で億円レベル)
・ 機械式駐車場とエレベーターのメンテナンス費用・修理費用(住民全員で数千万円レベル)
・ 管理会社に支払う管理委託費用(住民一人数万円レベル)
などがあげられ、
全ての費用において建設業界においては談合が当たり前に行われているので
相見積もりを必ず取るようにしたほうが良いという提案がなされる。
それぞれの費用項目においてどのように対策したら良いかも提案される。
たとえば機械式駐車場については特に費用がかかるので
管理費でメンテナンス費用、
積立金で修理費用を負担しているが、
管理費も積立金も一緒に収支会計するのではなく
別途駐車場の収支会計だけを計算したほうが良いという提案がなされる。
書かれ方が問題別の解決策が書いてあるのでマニュアル本を連想させる。
不動産関係のマニュアル本は専門用語が多くて読みにくいのが多いが
法律的に難しく書いてあるわけでもなく
専門用語も少なく分かりやすかった。
その他のマニュアル本と違って実例を多く紹介しているのが特徴だ。
この本を読めばマンション管理の裏側が分かるので
組合のい総会などで自分なりの意見を発表できるようになる。
マニュアル本は分かりやすいのが良いんじゃないか、と私は思っている。
この本はマニュアルとしては非常に分かりやすい。
良い本だと思う。
「言いなり」状態から脱却しよう
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分譲マンションに住む管理組合員(区分所有者)が管理会社の「言いなり」になってしまっている、という構図。この状態は、(実は)管理会社の思うつぼだった(!)ってことがこの本を読んでよく分かりました。
知らないってだけで損をする感じですね。大きな発見です。
この本は、マンション管理に関する意識改革のきっかけとして非常に良書だと思います。
「言いなり」状態から脱却するために、マンション管理は「商品」であるということをしっかりと認識する。そうすれば、きっと自分たちが支払っている管理費に見合う品質やサービスなのかを厳しくチェックするようになるような気がします。
是非読んでみてください。強くお勧めします。
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現役理事会役員または修繕委員会メンバーのみなさま、
是非一度手にとって見ることを、強くお勧めします。
特に参考にしたいと思ったのがエレベーターのメンテナンス見直し管理会社との関わり方任せて良い部分、悪い部分管理の発注体制の見直し談合をさせない理事が問題を共有するシステム作りといった点で、「理事が問題を共有する」という点に、鋭くくいこんでいます。
同じような境遇の人の役に必ず立ちます。こういった本は管理組合として購入しても(場合によっては予算をとっても)いいでしょう。理事全員で知識・意識を高められれば得られるものは大きいと思います。
大変に勉強になります。
ボッタクリの構図を赤裸々に。
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マンション管理組合が知らぬうちに如何に搾取されているかが
オープンに語られています。エレベーター会社が点検費用で儲ける
仕組みや機械式駐車場の金食い虫ぶりなど個別の要素も素人にわかりやすく
具体的に書かれているのが好感もてます。
著者も繰り返し強調していますが、毎月一定額を支払う義務がある、くらいの
認識では管理会社や修繕施工会社の思うツボ。マンションそのものの対価に
比して少額であるがゆえに「何となく」支払っていますが、大規模修繕の
インターバルを見直すだけで長いタームで考えれば億単位の差が。
来年は理事に立候補しようかな、、、という意識になりました。
マンション住民は一読の価値あり、です。