カウンセラーの方、カウンセラーを目指す方の、カウンセリングの向上に、大変、役に立つ本です。私は、カウンセラーを目指す者ですが、学校や専門書だけでは習いきれない、柔軟な気持ち、心得が、この本を何度も読むことで、身につきそうです。

カウンセリングを習った時は傾聴が重視されるあまり、ひたすら相手の話を聴く、質問は開かれた質問を、アドバイスはしない等教えられましたが、とても時間がかかってしまいますし、相談者は出来るだけ短時間に解決したいと考えていて、カウンセラーに解決策を求めてくることが多いのでとても疑問を抱えながらカウンセリングをしていました。
　この本にはうなずき方から始まり、質問の仕方、アドバイスの仕方など、日頃悩みの種になっていることに多くの具体的な方法が書かれていました。まさに目からうろこでした。何度読み直してもその都度「なるほど〜」と新たな発見があり、自分のカウンセリングを反省する良い機会にもなっています。私自身が安心してカウンセリングに臨めるようになりました。

　よくぞ書いて頂いて、有難うございます と いう気持ちでいっぱいです。

　いままで、巷に溢れていたカウンセリングの本と違い、実践から出来ています。

　本当に、勉強になります。

　ここまで、丁寧に、しかも、トレーニング方法まで書かれている、ありがたいですね。

　５ステップを少し意識しただけで、今までカウンセリングしていた時とは段違いに、

スムーズにクライアントと、話が進むようになりました。また、ももたろうトレーニングも、

とてもユニークな発想で解かり易かったです。

　メッセージコントロールという発想・概念は、今までの外国から受け継いだ

ちょっと、ぎこちない借物の服を着たような不自然さのカウンセリング概念から

一線を隔し下園流という、実践から生まれた、日本生まれの日本人に合った、

カウンセリングの発想・概念だと思います。

　第１原則・第２原則・第３原則の具体的説明、レッスン４の「悩みとは・・・」などの

考え方は、カウンセリングを続けていく上でとても、参考になります。

　ゾーンとスパークの考え方も素晴らしいと思います。

　そして、メッセージコントロールの発想を教えていただけて、感謝です。
　
　３・５・７の数を使いスッキリした分かり易いレッスンプラン風です。

　本当に、実践で役立つ本です。

　カウンセラー＆つぼみカウンセラーの方へ、是非おすすめです。

　カウンセリングの専門家ではないし、関係する書籍をたくさん読んでいるわけではない
ので、「革命」と言えるほどの内容かどうかはわかりませんが、カウンセラーになろうと
している人の多くが感じているであろう「カウンセリングへの素朴な疑問」が解消される
ことがよくわかりました。
　巻頭に１４の「素朴な疑問」が、巻末には簡単な解答が掲載されています。
（例）クライアントは具体的な問題で悩んでいるはず。カウンセラーが直接解決方法を教
えれば、一番早く解決すると思うけれど・・・。
　話を聞き続けるなど自分にはできない。イライラして自分の身がもたない。
　自分には人生経験がないのでうまく支援できない。共感するといっても、素地がない。
　人に奉仕する精神が欠けている自分には、カウンセリングはできないのではないか。
　解答はどの章を読めばよいか示されているので、最初と最後を読んで、興味のあるとこ
ろから読み進めることもできます。