第二次世界大戦 最強戦闘機Top45
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豊富な写真とレーダーチャートによる徹底分析が自慢のTop45シリーズ
≪攻撃力、生存性、機動性、航続距離、速度、実戦≫ の6項目からなるレーダーチャートで徹底分析、第二次世界大戦戦闘機をランキング!
【Introductionより】
第二次世界大戦(1939年9月~1945年8月)は、航空技術の発達において、もっとも重要だった時期に勃発しました。
こんなことを書いては「何千万人が死んだと思っているのだ」と、お叱りをうけるかもしれません。
ですが、純粋に航空史の観点から注目した場合、そうとしか言いようのない時期でした。
と言うのも、軍用機がピストンの上下運動から回転力を抽出し、プロペラを駆動することによって推進力を得るレシプロエンジン(ピストンエンジン)から、
高温高圧高速の燃焼ガスを噴出することによって推進力を得るタービンエンジン(ジェットエンジン)へと移行する、まさにその瞬間だったからです。
第二次世界大戦は、レシプロエンジンで実現できる性能の頂点を極めた軍用機が多数開発され、そして実戦へと投入された戦争となりました。
もし、10年早く開戦していたら、古典的な木製布張り複葉機がメインだったでしょう。逆に10年遅かったら、超音速ジェット機の時代となっていました。
戦争の是非はともかくとして、今なお魅力の色褪せない究極のレシプロ軍用機の数々が生み出されたのは、
1939年から45年までの6年間に世界中が戦争に巻き込まれた結果であることは、誰にも否定できない事実です。
本書ではその究極の第二次世界大戦機を、「陸軍/空軍戦闘機」、「海軍戦闘機」、「陸上攻撃機」、「艦上攻撃機」の4つのカテゴリに分類。
実戦での活躍や性能、または歴史的重要性からそれぞれ10~15機を選定し、ランキング化しました。
評価は以下の6項目を10点満点で採点しています。
●攻撃力 機関砲の打撃力や、爆弾の搭載能力。
●生存性 防弾装備など生きて帰るための能力。
●機動性 機敏に動き回るための旋回性能。
●航続距離 長距離を進出し、作戦を遂行する能力。
●速度 ある高度で水平飛行時に出すことができる最大速度。
●実戦 主に第二次大戦中における、実戦への貢献度。
採点は各カテゴリ内での相対的な評価で行なっています。
したがって艦上攻撃機の速度10点は陸軍/空軍戦闘機の2点相当でしかない、など基準が異なっています。
ただし、陸軍/空軍戦闘機と海軍戦闘機は同一の基準で採点しました。
読者の皆様には、厳選した「ウォーバーズ(War Birds)」45機と、その性能をお楽しみいただき、軍用機の歴史により深い興味をいただくきっかけとしていただければ幸いです。
※「ウォーバーズ」……第二次世界大戦中に活躍した軍用機を総称することば。
【目次】
Introduction
●陸軍/空軍戦闘機 Top15
第1位 P-47「サンダーボルト」
第2位 P-51D 「マスタング」
第3位 P-38 「ライトニング」
第4位 スピットファイア
第5位 Fw190
第6位 キ84 四式戦闘機「疾風」
第7位 La-7
第8位 Bf109(Me109)
第9位 キ61 三式戦闘機「飛燕」
第10位 Me262「シュヴァルベ」
第11位 ハリケーン
第12位 キ43 一式戦闘機「隼」
第13位 MC.202「フォルゴーレ」
第14位 Me163「コメート」
第15位 I-16
コラム① 軍用機の分類
コラム② 空対空戦闘の戦術
●海軍戦闘機 Top10
第1位 F6F「ヘルキャット」
第2位 F4U「コルセア」
第3位 F8F「ベアキャット」
第4位 A6M 零式艦上戦闘機
第5位 F4F「ワイルドキャット」
第6位 シーフューリー
第7位 N1K2J「紫電改」
第8位 J7W「震電」
第9位 A7M「烈風」
第10位 J2M「雷電」
コラム③ 零戦は防弾性能を軽視していた!?
●陸上攻撃機 Top10
第1位 B-29「スーパーフォートレス」
第2位 モスキート
第3位 B-17「フライングフォートレス」
第4位 ランカスター
第5位 Ju88
第6位 Pe-2
第7位 IL-2「シュトルモヴィク」
第8位 Ju87「スツーカ」
第9位 Ar234「ブリッツ」
第10位 G4M 一式陸上攻撃機
コラム④ エースパイロットの条件
●艦上攻撃機 Top10
第1位 A-1「スカイレイダー」
第2位 B7A「流星改」
第3位 TBF「アベンジャー」
第4位 SBD 「ドーントレス」
第5位 SB2C「ヘルダイバー」
第6位 D3A 九九式艦上爆撃機
第7位 D4Y「彗星」
第8位 B6N「天山」
第9位 B5N 九七式一号/三号艦上攻撃機
第10位 ソードフィッシュ
コラム⑤ 対艦攻撃の方法
著者:関 賢太郎