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エコー・パーク(上) (講談社文庫)

価格: ¥800
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: 講談社
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じわじわと面白くなるお勧め本 ★★★★★
面白い。主人公の人間性に次第に魅かれ、ページを捲るのが楽しくなる。
猟奇殺人系はやはり洋書の方が圧倒的に面白いね。

また、この本の評価が高いのは訳者がしっかりしていることだ。
これは必要不可欠な要素だろうね。
シリーズの中ではやはりベストだと ★★★★★
タイトル通り、ボッシュシリーズは珍しく巻を追う毎に面白くなっていくシリーズだと思います。
と書いたところで「ナイトホークス」を読み返してみました。
暗さ、頑なさなど変わりませんがやはりプロットの面白さは新しいものの方が面白いと再確認しました。
でも・・・最初から変わらないボッシュの性格ではあるとは言え「いいかげん一人で突っ込むのやめろよオヤジぃ 仲間怪我してんじゃんか」と言いたい。

後でもうちょっと加筆します。本作のこと何も書いてないんだもん。
物語は面白く、文句無く☆5、 なのだが....イラつく... ★★★★★
何にイラつくのか? 変わってしまったボッシュにイラつく。
18歳でベトナムに従軍し、ベトコン・トンネル斥候のスペシャリストとなり、100本以上のトンネルを探査、
そのトンネル探査の経験から、恐怖、怒りあらゆる感情をコントロールすべを身に着け、ロス市警に奉職後も
その冷静さを武器に、どんなに窮地に(時には政治的窮地)たたされても寡黙に、冷徹に捜査に携わり、犯人に
最後の一撃を加える瞬間まで、本当に”クール"な高倉健的デカ(刑事)で、私にとって、”ボッシュ”は他の刑事物と
一線を引くシリーズであった。これまでは...
本書で、前半ボッシュはイラつきまくっている。オリーヴァスに"ホット・ショット"と呼ばれただけで、感情を爆発させ、
手持ちの調書のコピーとオリジナルの突合せを、怠ると言うヘマをしでかし元パートナーに不要な負担を負わせ、現場検証では、
検事がマスコミを呼んだというだけで、ブツクサ言い、ついには被疑者に対して善からぬ思惑を抱き、それをパートナーの
キズミンに簡単に読み取られ、結果余分な事に気をとられたパートナーは銃撃されるにいたる...(本人はこの点なんとも
思っていない様だが...) 終盤、犯人のアジトに踏み込んだ時にも、当然呼ぶべき応援も呼ばず、十分配慮すべきクリアーの
手順にもヘマをしでかし、恋人を危険に晒しながら、それでも<でも、せっかく戻った警察は首にされたくない>とのたまう。
思えば1950年生まれのボッシュは、本書の書かれた時点(2006年)で56歳、今の時点では60歳!
更年期に入ってしまったのか? 無くしたくない物が増え過ぎたのか? もはや身体を張った捜査に無理が出始めたということではないだろうか...
現に恋人には別れを告げられ、パートナーにも愛想尽かしされている。
次回作ではテロリスト相手に派手な銃撃戦が繰り広げられると読んだ記憶があったが、本書を読んだ御蔭で、このシリーズの次回作を
これまでの様な、特別な思いで待つ、と言う事は無くなりそうだ。版権料の儲け頭でもあり、コナリーがボッシュに暇を出すことは
当分ないだろうが...
映画化に関して、確か第一作の「ナイトホーク」がスタローン主演で、スタローンの女装が話題になった記憶があるが、結局今の所、あれが映画化最高傑作か...


ダーティ・ハリーの血を継ぐ者 ★★★★★
「BOOK3」に背を向けて、マイクル・コナリーの「エコー・パーク」(上・下)読了。
ボッシュ刑事は、今回も組織内の悪に敢然と立ち向かう。
ハリー・ボッシュこそまさしくダーティ・ハリーの血を継ぐ者。
当代最高のハードボイルド、ハリー・ボッシュシリーズを抜きにして、もはやハードボイルドは語れない!
さらなる進化を続けるコナリーはあっぱれ!! ★★★★★
現代のナンバーワンハードボイルドシリーズとして、既に最高の賛辞を受けるマイクルコナリー。本作は、表題の帯を疑うことなく、近年のボッシュ作品の中では最上の出来であろう。前作の脱ボッシュ物の
リンカーン弁護士は初のリーガルものに挑戦し、今後ボッシュと双璧をなす成長を期待させるミッキーハラーという個性豊かな主人公の登場に歓喜したミステリーファンも多いと思う。但し、それ以上に稀代の語り手マイクルコナリーが小説家活動の最盛期を今迎えつつあることを認識した読者も多かったと想像します。
本作は待ちに待ったボッシュもの、在り来たりな警察小説とは異次元の出来、今まで以上にグルグルと回り続けるストーリーテラーぶり、そして今まで以上に主人公であるハリーボッシュの男臭さを感じさせる傑作である。さらなる進化を続けるコナリー、まさに作家活動のピークを迎えつつあると思う。