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社会主義共和国における経済計算

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: きぬこ書店
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ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスの著書'Economic Calculation in the Socialist Commonwealth'の日本語版。
世界初の社会主義国であるソ連が崩壊したのは1991年であるから、我々はソ連や東欧の社会主義国がどのような結末を迎えたかを知っている。本書を読んでいると、あたかもミーゼスがソ連崩壊直前に、本書を書いたのかと錯覚してしまう。
ところがミーゼスが本書の論文を書いたのは1920年である。ロシア革命が起きたのが1917年で、それからまだ3年しか経っていない。またソ連が建国されたのが1922年だから、その2年前にあたる。当時は社会主義への期待が膨らんでいた時代だ。そんな中でミーゼスは断固として社会主義国家は成立しないことを、本書で論証している。全く驚くべき慧眼というしかない。

本書の目次は次の通り。

はじめに … ユリ・N・マリツェフ
この版へのまえがき … ヤツェク・コカノウィックス
まえがき
1.社会主義共和国における消費財の分配
2.経済計算の本質
3.社会主義共和国における経済計算
4.共同企業における責任と自発性
5.ごく最近の社会主義の学説と経済計算の問題
結論
あとがき … ジョセフ・T・サレルノ

ミーゼスの論文を挟んで2編のまえがきと1編のあとがきが掲載されている。前者はソ連・東欧事情に詳しい執筆者の手によるもので、後者においては、経済計算論争の現代的な意味合いや、ハイエクとの関連について書かれている。これらもまた一読に値する。
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