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Cope's Early Diagnosis of the Acute Abdomen

価格: ¥3,315
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Oxford University Press, USA
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有益です ★★★★★
身体所見だけからここまで読むのかと思うほど、詳しい知識を提示してくれます。さすがに急性腹証の古典と言われるだけのことはあります。ただ内容がごたごたしていることと、英語が難しいことのために読むのにかなり苦労する本です。しかし一度は目を通すべき本でしょう。次のようなことがわかります。
1 腹痛が始まって、数分から2時間の間にショックを呈するのはたいてい腹腔内出血である。
2 ステロイドを使うと腹痛が減弱する。それでステロイド剤を使っている患者は、少しの痛みでも重大な痛みの可能性を考える必要がある。
3 症状発現時に呼吸数が正常の2倍になるなら、病変はまず胸腔内にある。
4 右季肋部の痛み、緊張があり、胸部が問題ないなら、急性胆のう炎か十二指腸潰瘍である。
5 非絞扼性小腸閉塞は腹部単純X線写真で診断できる。非絞扼性大腸閉塞も腹部単純X線写真で診断できるものがある。絞扼性小腸閉塞の少なくとも半分は腹部単純X線写真で診断できない。
6 心窩部と左上腹部の痛みがあり、左胸水があればたいてい膵炎である。
7 虫垂炎は最初はたいてい上腹部か臍部が痛くなる。後になって右腸骨窩に限局する。
8 軽い打診で圧痛があることは、腹膜刺激症状の非常に信頼できる指標である。
9 十二指腸潰瘍の痛みは食後2〜3時間か、夜間に出現し、食事を食べることでやわらぐ。
10 小さな尿管結石の20%ほどはX線写真でわからない。
外科レジデントのバイブル ★★★★★
米国では、外科レジデントの1年目にはこの本が理解されていないといけない。なにかあるとこの本をバイブル代わりに使っています。小生も横須賀米国海軍病院のインターンのときから、新しい版に買い直して使用しています。その後数年に一回というペースでかなりの頻度で、改訂が施されております。これこそまさにup-dateといえるでしょう。米国では、従来から臨床では特に身体診察が重要視されています。Bate'sの身体診察の本と並んで研修医のバイブルと言える本です。小生も現在大学で外科研修医の勉強会に使用しているところです。新卒後臨床研修医ならびに外科研修医は是非読むことをおすすめします。
急性腹症の基礎 ★★★★☆
臨床初期研修には必須の知識が詰まっている。ただし超音波への評価が低い。右側憩室が米国では少ないこともあろうが、虫垂炎と右側憩室炎の鑑別に超音波が非常に有用であることを著者は述べていないし、救急の場での動脈解離や動脈瘤の診断また外傷患者の脾臓破裂、肝臓破裂の診断の上での超音波の重要性を認識しているようではない。しかし病歴と理学所見の重要性は余すところ述べられており急性腹症を診る上で一度は読んでおくべき本。
腹部の診察法が根本的に変わる一冊 ★★★★★
今まで私は、hot abdomenの診断にCBC、腹部単純撮影、場合によっては超音波・CTが必要と信じていましたが、この本を読んで、一般的には、現病歴・腹部の診察でほとんど診断できることが可能であることがわかり大変驚きました。すべての内科医が読むべき一冊と思います。Dr.Cope自身が胆嚢炎になったときのエピソードは大変参考になります。
お腹に強くなる ★★★★★
病歴と身体所見でこんなに鑑別ができるのか?という驚きの本。これを読むと非常に腹部疾患が理解でき、あらかじめ鑑別して次の画像診断に行きやすくなる。 20版も重ねている名著。画像などはほとんど載っていないが、ハードカバー版にはあるのか?