ディフェンスの基本とその変遷について学べる
★★★★☆
自分が選手としてなんとなく分かっている感覚を子どもたちに指導するというのは大変なもの。ましてや、自分がオフェンシブな選手ならディフェンスの陥りやすいポイントや捉え方はどうしたらいいのか・・そう思っていた時に出会った本。
まずは、1対1の基本。何がよくて、何をしたらいけないのか。状況別にとてもシンプルに説明してくれている。そして、練習法もついている。だから、「なぜ、今、この練習なのか」という裏づけが自分の中にもきちんとできるし、子どもたちにも落ちる。
当然、そのあとは2対2や4対4など複合的な練習もついている。
ドイツのサッカー協会がまとめたものを日本語にしただけあって、CDロムの中身は英語だったりする場面が多いけど、それをのぞけばかなりの秀材。
スリーバックから現在のシステムにいたるまでの経緯や、その利点とポイントも説明されていてとっても論理的。そして、その論理的なところがドイツから来たってのを感じさせてくれる。
チョイ高いけど、活用のしようによっては惜しくない投資なはず。