ごっつい男達のせつない恋
★★★★★
ヴァンパイヤ族の王とその騎士達の話、なのだけど、ニューヨーク郊外の町の、ドラッグデイーラーや娼婦が出没する怪しげなクラブを中心として
レッサーソサエテイと殺し合い(?)の戦争が繰り広げられる。
騎士達は全身黒のレザー、コンバットブーツに身を固め、ナイフを武器をしていて、
言葉遣いがまたものすごーくラフ。
最初は何だ、これ?と思ったけど、その身長は2メートル近く、筋肉隆々、顔や体に恐ろしげな傷跡やタトウーがある
戦士達がこれまたとても胸がせつなくなるような恋をするのです。
せつない恋の物語が好きな人には絶対おすすめ。今まで7冊読んだけど、特にRhage, Zsadist, Vishous, Rhevenge の恋に泣けました。
重厚なファンタジー&ドラマ とにかく面白い!!
★★★★★
最初は、またVampireものか〜とか思いながら、表紙が気に入ったので購入。だけど、実際読んでみたら、嬉しい驚き!!すごく面白かった!!
今までにないVampireストーリーだと思います。WrathとBethのロマンチックな部分と、Butchが出てくるドラマ的な部分、他のキャラ(特にRhageとZsadist)も個性的で魅力があるし、敵キャラも悪魔的な魅力があり、それらがうまく混ざり合ってグイグイ読ませてくれる。Butchと仲間の警官とのやりとりは、昔読んだ警察小説を思い出させるし、Wrathと戦士達との友情や確執etc、まるでドラマみたいで。ロマンスはもちろん素敵だし。エピソードがたくさんあるけれど、でも複雑過ぎることなく、でも単純でもなく、うまく言えないけど、とにかく面白い!!作者の筆力も凄い。4作目の「Lover Revealed」まで購入済み。読むのが楽しみ♪
新たなるヴァンパイア・ワールド・ストーリー
★★★★★
ニューヨークのCaldwellという街を舞台にした、種族を守ろうとするBlack Dagger Brotherhoodと呼ばれるヴァンパイア戦士たちと彼らを根絶やしにしようとするlesser(一度死んでよみがえった人間)たちとの戦いの物語。
ヴァンパイアの世界でも伝説となっているBlack Dagger Brotherhoodのメンバーの一人Wrathは、唯一の純血種で王となるべくして生まれたが、lesserに殺された両親を助けられなかったという過去をひきずったまま戦いに明け暮れていた。あるとき非業の死を遂げた友から、いまだ自分が人間とヴァンパイアの混血であること知らない彼の娘Bethを託される。あった瞬間から激しく惹かれ合う2人。一族を導く王となることを拒み続けていたWrathだったが、Bethの愛で過去の苦しみから解き放たれ、ついにヴァンパイアの王となる決意をする。しかし幸せな2人にlesserの魔の手が迫り、窮地に追い込まれていく。果たして彼らの、そしてヴァンパイアたちの未来はどうなっていくのか・・。
Wrathは長い黒髪に黒いサングラス、屈強な体をレザーの衣装で覆い、銃やナイフで完全武装した盲目の戦士と描写されてましたが、残り5人のBlack Dagger Brotherhoodのメンバーもみんな個性的でとってもかっこいい!今まで読んだヴァンパイア物よりも話が複雑でとってもおもしろかったです!まだ3作品しか出版してないJ. R. Wardですが、すごい才能だと思います。あまりにおもしろくて一気に3冊全部読んでしまいました。作者が作り出したヴァンパイア界の言葉や用語に少し戸惑うかもしれませんが、解説がついているし、後からそれすらもおもしろく思えてきますよ。これからもこのシリーズ目が離せません!