写楽
価格: ¥0
本書は江戸中期の謎の絵師、東洲斎写楽の作品35作を集めた作品集です。目や鼻を誇張しての描き、にらみを利かせるその表情は、役者の個性を存分に引き出した個性的な作品ばかり。写楽は、1794年(寛政6年)5月から翌年3月までのわずか10ヵ月の間に約150点の作品を出版した後、忽然と姿を消しました。写楽は、いったい誰なのか? すばらしい作品の数々をなぜ短期間に制作できたのか? なぜ姿を消す必要があったのか? 今なお多くの謎に包まれています。どうぞ、写楽の描く役者絵の世界を存分にお楽しみください。
目次
澤村宗十郎の大岸蔵人
六世市川団十郎の不破の伴作
嵐龍蔵の金貸石部金吉
嵐竜蔵の奴浮世又平と三世大谷廣次の奴土佐の又平
尾上松助の松下造酒之進
八世森田勘弥の駕籠舁鶯の治郎作
二世瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木
二世小佐川四世岩井半四郎の乳人重の井
二世市川門之助の伊達の与作
二世市川高麗蔵の志賀大七
二世市川高麗蔵の亀屋忠兵衛と中山富三郎の梅川
二世坂東三津五郎の石井源蔵
中山富三郎の宮城野
谷村虎蔵の鷲塚八平次
沢村淀五郎の川連法眼と坂東善次の鬼佐渡坊
大谷徳次の奴袖助
二代目瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木と中村万世の腰元若草
市川鰕蔵の竹定之進
市川男女蔵の奴一平
市川男女蔵の関取雷鶴之助と二世大谷鬼次の浮世土平
四世松本幸四郎の三谷の肴屋五郎兵衛
四世岩井半四郎の乳人重の井
山科四郎十郎の名護屋三左衛門
三代目大谷鬼次の江戸兵衛
三世沢村宗十郎の名護屋山三と三世瀬川菊之丞の傾城かつらぎ
三世沢村宗十郎の孔雀三郎
三世瀬川菊乃丞の田辺文蔵妻おしづ
三世市川八百蔵の田辺文蔵
三世坂東彦三郎の鷲坂左内
三世坂東彦三郎の帯屋長右衛門と四世岩井半四郎の信濃屋お半
三世坂田半五郎の藤川水右衛門
三世坂田半五郎の子育観音坊と三世市川八百蔵の不破伴左衛門
三世佐野川市松の祗園町の白人おなよと市川富右衛門の蟹坂藤馬
三世佐野川市松の祗園町の白人おなよ
岩井喜代太郎の鷺坂左内の妻藤浪と坂東善次の鷲塚官太夫の妻小笹