宮本武蔵 三巻
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剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!
京都四条道場の吉岡一門の清十郎と試合に勝った武蔵は、虚無感に襲われる。しかし、清十郎の弟・伝七郎をも破り、いよいよ吉岡一門からの果し合いに挑んでいく。
他方、武蔵を慕うお通は、城太郎とともに、吉岡一門との果し合いが行われるという一乗寺山のふもと、藪之郷下り松に向かう。
目次
風の巻
枯野見
生きる達人
夜の道
二人小次郎
次男坊
ふくろ路地
悲母悲心
鍬
町人
春の雪
雪響き
今様六歌仙
牡丹を焚く
断絃
春を病む人
伽羅の君
門
明日待酒
必殺の地
月一つ
木魂
はぐれた雁
生死一路