新シリーズの息吹を感じさせる意欲作
★★★★★
いまや、KOEIの三国志シリーズも数字にして10を超える大作となったが、
試行錯誤を重ねていった結果、同じシリーズでも作品毎に、性格は異なっている。
特に、本作(6)は旧作から大きく変わったと思う。
■PSP定番シリーズへの評価
PSP三国志定番シリーズでは、5〜7を再収録している。
昔のシリーズに忠実でシンプル、テンポ良く進むのがウリだが
陣形システムの採用など、斬新さもある5。
武将個人の性格や相性、武将の能力値変化、セミリアルタイム制の戦闘など、
目新しい要素を多く導入、よりリアルになった6。
君主プレイから武将プレイへ。シリーズ派生の大きな分岐点となった7
(私はまだ7はやっておりませんので、このぐらいしか書けませんが)。
個人的に、5・6・7は三国志シリーズにおける分岐点の前後だと思っている。
私は、この三作がお手軽価格で体験できる事を評価したい。
■本作(6)に対する評価
まずは、セミリアルタイム制となった戦闘。
リアルタイムが苦手な私でも楽しめる程度の難易度で、
プレイヤーの作戦次第で結果が左右される要素が強く、面白いと思いました。
他、武将個人の夢など、
君主と武将間、ひいては武将同士の相性にまで個性が現れるのは良かった。
年齢ごとに武将の能力値が変化するのはリアルですが、難しいかも。
新要素を多く導入し、挑戦のある意欲作だと思いますが
それだけに、6以前の旧作に親しんできたユーザーには
好みの分かれる作品かもしれません