グループポリシーについて理解を深めるには、とてもよい本です。
特に Windows Server の初学者に読んでほしいと思います。

【購入理由】
自分にとってグループポリシーはつかみにくい存在でした。
最初はインターネットで情報収集していましたが、断片的な情報や説明書的な記述ばかりで全体像をつかめません。
手元にまとまった資料がほしいと思い購入しました。（あとインターネット上の情報収集に疲れた）
うれしかったのはグループポリシーが必要となった歴史的背景と、歴代の問題点（グループポリシーの限界）や改善案（将来像）が記述してあること。
これは全体像を把握する時に、基本知識と同じくらい大切だと思います。

【本を読み進める】
グループポリシーはシステム管理上とても重要なテクノロジーです。
同じくシステム管理上とても重要な Active Directory Domain Service（以下ADDS）と密接に関係しています。
ADDSの基礎知識があれば、わりとスムーズに本の内容を理解できます。
逆に、ADDSをあまり理解できていなくても、この本を読むことでADDSを理解するきっかけになります。

さいごに、ページ量があるので目次や索引をながめて気になる部分を拾い読みするのが挫折しない読み方と思います。