伊藤塾の伊藤真氏による法学入門
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今や一つのブランドになった伊藤塾の伊藤真氏による法学入門です。
次期都知事候補に推す声もある旗幟鮮明な伊藤真氏の憲法観・法律観による法学入門です。
従来の法学入門関係の書籍と比して、「語り口」のマイルドさと「市民派」としての立脚点が特徴と思われる。
塾講師として人気を博し多数の著書を持つ伊藤氏のマーケットリサーチ力は、購買層・読者の捉え方がやはり抜群なのであろう。
巻末の「リーガルライティングとは何か」が、本書の出色と思われる。読者が市民が「憲法・法律の守り手使い手」となの社会の到来が、伊藤氏の一つの理想郷と思われる。
一つ、編集者・出版社への注文。本文、黒と青インクの二色刷りであるが、目立たせたいのであろう「青文字」が、読み難い。