【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:外尾悦郎/著 出版社名:光文社 シリーズ名:光文社新書 264 発行年月:2006年07月 関連キーワード:ガウデイ ノ デンゴン コウブンシヤ シンシヨ 264 がうでい の でんごん こうぶんしや しんしよ 264、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271 形、数字、謎の部屋…サグラダ・ファミリアの彫刻家が読み解く天才建築家のメッセージ。 ガウディと職人たちとの対話石に込められた知恵天国に引っ張られている聖堂人間は何も創造しないガウディの遺言-「ロザリオの間」を彫る言の葉が伝えるもの-「石の聖書」を読むガウディを生んだ地中海ライバルとパトロンガウディと共に育つ森-十九世紀末のバルセロナ神に仕える建築家の誕生孤独の塔、サグラダ・ファミリア永遠に満たされていくもの
この建築家はやばすぎる
★★★★★
奇抜なデザインの建物
サグラダ・ファミリア。
その建築家、アントニオ・ガウディー
「人間は何も想像しない。ただ、発見するだけである」
自然に逆らわず、自然の秩序を見つけ、
それをデザイン(建築)していく。
たとえば、貝殻のような煙突。
それは、風の流れを利用して、
煙を吸い出すためのデザインだったなんて、すごすぎる。
重厚な扉にしても、指一つで簡単に開くような、
細工がしてある。デザインと機能が一体になっている。
今となっては、本人もいなく、設計図もない。
あるのは、生前に作られた物の中にあるメッセージ。
自分の想像をこえた、建築家の伝言は
今の現代でも生きている。
バルセロナに行く前に是非
★★★★☆
詳細な設計図がもしあったら、サグラダファミリアの建設は続かなかったかもしれない。
ガウディーは模型をもとにコンセプトを職人に理解させ、あとは彼らの技量を信じて自由に作らせた。だからガウディーがいなくても建築は継続できた(もっとも強固な組織の作り方ですね)。もし、コンセプトが時代と共に変化しても、ガウディーが何を求めていたのかと考えることが代々伝わることで、建築が継続できた。
本書は外尾さんが石を前にして考えてきた、まさしくガウディーの伝言です。
これまで私は写真集などでみたサグラダファミリアに美しさを感じたことはありませんでした。直感的な曲線建築であり、醜悪だと思ったこともあります。でも、本書でガウディーの建築は合理的、経済的かつ数学的、そして直線的であることを知りました。模型とほんの少しの見本を残して、「だいたいこんな風に、お前らで考えて作ってくれ!」とでも言いたかったのでしょうか。いや、本書から感じるのはもっとまじめで真摯なガウディーとそれを受け継いできた棟梁たちの姿です。誤解してました。私にとってガウディーの建築の美しさは内部に、柱にありました(宮崎駿の風の谷のナウシカのいくつかの場面はガウディーの建築を参考にしたのではないかと感じました)。
バルセロナに行く機会があったら、是非飛行機の中で読んでください。
行く前に読んでいれば、10倍楽しめたのに、、、
★★★★★
バルセロナに行く前に、本書を読んでいれば、10倍楽しめたのにと残念に思っています。
一度行って、見た印象は残っているので、行ったことがない方よりも2倍は楽しめているかもしれません。
サグラダファミリア教会についての情報は、関係者の記述なので、重みもあるし、現実味もあるし、本当に貴重な書籍です。
次に行く機会があれば、持って行きたいです。
ps.
バルセロナで泊まったホテルが、ガウディというホテルで、ホテルの前にもガウディ設計の建築物がありました。
すばらしい日本人がいます
★★★★★
モノ作りに関わる全ての人に読んでもらいたい。
ガウデイの建築に込めた祈りのような思想がサグラダファミリアにはあります。
このような本が実際に彫刻を担当した日本人によって書かれたことに感謝したい。
サグラダ・ファミリア見学前には是非一読してもらいたい
★★★★★
ガウディの伝言 (光文社新書)
ガウディの作品を見る前に、読んでおくと一層楽しめる一冊です。
ガウディは芸術性にあふれ、なお職人である人物ということが本と作品から伝わります。
著者の丁寧な説明でサクラダ・ファミリアをただ見るだけではなく、少しではありますが理解することができました。