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図説 拷問全書 (ちくま文庫)

価格: ¥1,313
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
なんかすごいタイトルだけど ★★★☆☆
内容まですごいとはいきませんでしたね。400頁を超える厚い文庫ですが、図版が多いの
で活字頁は割合少なめだし、内容的にもあまり重く深いものはありません。全書と言っても
扱っているのはヨーロッパの近世以降、それもドイツ語圏中心で、国際的な幅広さはありま
せん。それに著者はこの方面の本格的な研究者ではないですね。巻末の参考文献30冊にも原
書は1冊しか含まれていません。あとの29冊は翻訳書も含めて日本語書籍ばかりです。お
まけに新書まで入っています。
四つの章は記述が列挙式の平面的なもので、いささか冗漫の感があります。まあヨーロッパ
で行われた種々様々な拷問や処刑をカタログ的に読んで雑知識をふやすには向いていますが
、もう少し深い次元への突っ込みには欠けています。ただし拷問や処刑のもつ民俗的・宗教
的な背景に触れているのは良いところです。
というわけで物足りないけれど在る程度の知的刺激は備えているので星3つにします。
☆4つの評価の理由は・・・ ★★★★☆
 書名に惹かれて購入した。なんたって『図説 拷問全書』だ。

 中世ヨーロッパの拷問の簡単な歴史、当時何が罪に問われ、どのような拷問や刑罰が行われたのかが簡潔に書かれている。メインは刑罰と拷問の具体的な内容の紹介である。「全書」という名にはほど遠い内容だが、近年の新書につけられている題名よりはまだましかなとも思う。他の作品からの引用が多すぎるのも気になったが、題材への興味で一気に読んだ。聞いたことだけはあった拷問「鋼鉄の処女」も出ていた。「ヤギ責め」という拷問もある。刑罰にもいろいろある。「釜ゆで刑」「生き埋め杭打ちの刑」などの残酷な刑のほか、名誉剥奪刑という辱めを与える刑もあり、その中には「酔っ払いのマント」など本当にこんなのが法律で決まっていたのかというような情けない刑もある。

 私は中世ヨーロッパ史に疎いのでこの作品の学術的評価や位置付けがわからないまま読み終わり、おぉ、昔はこんなことをやっていたんだなぁ、と単純に楽しむことができた。最後に解説を読んでみたら、どうもこの本は学術的だとか難しいことを考えて読む本ではないということがわかった。と、いうことで中世ヨーロッパの歴史、キリスト教と拷問の関係等に詳しい人にとっては非常に物足りない作品なのだろうが、単なる興味で読む本としては値段も手頃だしなかなかいいと思う。☆4つはそういう評価である。
 でも著者はなんでこの作品を書いたのだろう。amazonでこの著者の他作品の題名を眺めてみたがこの作品だけが異質である。不思議だ。
ちゃちゃっとまとめてできあがった本 ★☆☆☆☆
同じシリーズで「死刑全書」という良書がありましたが、
本書はそこに書いてあることをなぞっただけのシーンも
あったりして、期待していただけにがっかりでした。
羊頭狗肉の書 ★★★★☆
 『図説拷問全書』という題名から想像するような包括的・網羅的な拷問全般を扱った本ではありません。 本書はヨーロッパ、とりわけ西欧の中世から近世・近代にかけての「拷問」に関する図版入り解説本でしかないのですから。したがってタイトルは内容を正確に表して居りませんので、購入される際にはその点に留意されるとよいでしょう。 

とはいえ、かつての単行本より遙かに廉価な袖珍本にて多数の写真・図版が掲載された本書を読めるのは、たいそう便利な限りではあります。先ずは「一見、一読の価値あり」と申せましょう。

へこみました・・・。 ★★★★☆
痛い。 
これを読んだときに感じた最初の気持ちだ。それほどまでに恐ろしい内容なのだ。 しかし、なぜか読みたくなってしまう。恐る恐る次のページへと進んでしまう。そんな感じで、普段は感じることのない、われわれの恐怖心からくる好奇心を満たしてくれる一冊です。