ヴァンパイヤ族の王とその騎士達の話なのだけど、言葉使いはものすごーくラフだし、ニューヨーク郊外も都市の
ドラッグ　デイーラーだの娼婦だのが徘徊するダウンタウンや怪しげなバーを中心にレッサー　ソサエテイと
暴力的な争いを毎夜繰り広げるといった調子なので、最初は何だ、これ？と思ったのだけど、これがまたおもしろい。
２メートル近い身長で筋骨隆々、その上顔や体にものすごい刺青や傷跡がある男達が上から下まで黒のレザー、
コンバットブーツに身を固め、ナイフで戦うなんて、こんなのあり？　だけどこの恐ろしげな男達が胸がせつなくなる
恋愛をするのです。　毎回ほろりとさせられています。　
今回はBrotherではないRehvengeが主役ということでちょっとがっかりした気持ちで読みはじめたのですが、次々と
彼の辛い秘密と彼の本来の姿が明らかになってきて、ひきこまれ夢中で読みました。
WrathとBethもちょっと危機だったし、解決されていない大きな問題もあるし、JohnとXhexの関係も新たな段階に入ったし、
Payneの登場もこれからが楽しみ。
今回一段とページ数が多いけど、是非読んでみて。

Black Dagger Blotherhoodシリーズの7作目。
今回の主役はRhevengeです。
Lesserとの戦いが激化する中、symphathやglymeraの思惑が交錯し
Rhevengeは苦しい立場に追い込まれてしまいます。
Symphathで麻薬王のRhevengeにとって普通のヴァンパイアとの恋愛は
考えられない事だったはずが、看護婦のEhlenaに惹かれていくRhevenge。
一方Wrathも今までにない厳しい試練にさらされてしまいます。。

読み出したら止まらない面白さで一気に読んでしまいました。
Insider GuideまたはJR WardのホームページのSlice of Lifeの中の
Wrath and the Letter Openerを先に読む事をお勧めします。