「せんせー、ちょっとお願いがあるんだけどー」
「あ、橘さん。丁度いいところに。あなただけノート提出してないんだけど、どうなってるのかな？」
「まぁまぁ、気にしない気にしない。そんなことより先生にお願いあるんだ！」
「そんなことって、橘さん、あなた卒業も危ういのに……いったい何かしら？」
　三人で絹恵先生を囲む。卒業が危ういと聞いて亜美が楓の肋骨を肘で小突くと、楓は満面の笑みでやったぜとピースサインを見せた。
「今から私とあっちゃんとプリシィの三人でそれぞれの風についてプレゼンするから、先生には誰の風がいいか決めて欲しいの」
「風のプレゼン？ それに何の意味があるのかしら？」
「特に意味はないよ！」

大人気(勝手に言ってるだけ)落語パロディもついに四冊目！今度の落語り帳は落語じゃない！？驚天動地の第四弾『落語り帳～ふぁぶりお！～』！
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