「開発の背景となる思想性」、「NO UIと呼ぶ革新的なインターフェイスの誕生の秘密」、「ビジュアルプログラミングへのこだわり」、「今、ソフトウェアベンチャーがハードウェアを手がける理由とは?」--enchantMOONについて、最初に詳しく取材したジャーナリストである西田宗千佳氏が、その立ち上げから製品出荷までを継続して取材。そこには卓越したコンセプトの提案や、ソフトウェアベンチャーの強みを活かしたハードウェア開発の新しいかたちが、確かに存在していた。しかし、同時にハードウェアビジネスを初めて手がけるがゆえの大きな苦難も待ち受けていた……
enchantMOONの誕生ストーリから見えてくる、いま、ハードウェアを作るとはなにか。そして、新しいコンピュータを作るとはなにか。
【目次】
01.はじめに
02.UEIが仕掛ける「enchantMOON」の正体 目指すは「新しいコンピュータ」
03.iPadでもAndroidでもない! enchantMOON開発に秘められたもの
04.enchantMOONとScratch 2.0から見えた「教育とプログラミング」の未来
05.39,800円で予約開始! enchantMOONから見る「小規模製造」の理想と現実
06.「ハード」と「ソフト」「コンテンツ」の非対称性
07.製品版enchantMOONレビュー「コンピュータか文具か」
08.ソフトウェアベンチャーがハードウェアを作るということ
この電子書籍は、Impress WatchのAV Watch連載「西田宗千佳のRandomTracking」2013年1月4日掲載記事、EPUBマガジン「MAGon」の「西田宗千佳のRandom Analysis」第021号(2013年1月9日発行)、第023号(2013年2月6日発行)、第028号(2013年4月28日発行)を中心に再編集し、実機レビューや出荷直前インタビューを書き下ろしたものです。必要に応じ、2013年7月現在の状況について注釈を加えていますが、本文中の情報は原則として初出時のものです。