【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:橋本圭司/著 出版社名:PHP研究所 シリーズ名:PHP新書 436 発行年月:2007年01月 関連キーワード:コウジ ノウキノウ シヨウガイ ドノヨウニ タイオウ スルカ ピ-エイチピ- シンシヨ 436 こうじ のうきのう しようがい どのように たいおう するか ぴ-えいちぴ- しんしよ 436、 ピ-エイチピ-ケンキユウ 7159 ぴ-えいちぴ-けんきゆう 7159、 ピ-エイチピ-ケンキユウ 7159 ぴ-えいちぴ-けんきゆう 7159 「突然人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」-脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳を損傷した後、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない。高次脳機能障害とは何か?全国で三十万人にものぼる患者をどのように支援すべきなのか
高次脳機能
★★★☆☆
高次脳機能という難しいテーマを用語の説明など基礎的な部分から日常生活における対応などを広く書かれており参考になりました。
素人にも分かり易い
★★★★★
事故で頭部を損傷した知人がいます。
現在は事故前の生活に戻っていますが、知人には本人が
全く自覚していない症状があり、感情の起伏が激しく、
私を含め周囲が困惑していました。
この本を読んで、その知人がやはり『高次脳機能障害』ではないかと
確信できましたが、それを診断してくれる医師は
残念ながら知人の住む地域にはいません。
この本は素人にも解りやすく、『高次脳機能障害』とはどんなものか
具体的な例を出して丁寧に解説してくれています。もっと早く読んでおけば、
今ほどしんどい状況にはなっていなかったかもしれません。
そして、初期の段階でこの障害について説明してくれる医師に
出会っていたならなぁ…と悔やまれます。
現在、病気や怪我で頭部に損傷を受けた方を介抱されていて、
私と同じようにその対応に戸惑っていらっしゃる方には
とても参考になる本だと思いました。
高次脳機能障害の理解のために
★★★★☆
高次脳機能障害というものについて書かれた本。
高次脳機能障害というのは何かというと、
脳血管疾患や、頭部外傷などで脳に障害を負ってしまったけれど、幸いにして体に明らかな麻痺は残らず、ぱっとみでは普通、な状態にまで回復した、はずなのに、
行動や記憶力、思考力、話すこととか、その人のパーソナリティみたいなものが、受傷前と変化してしまっている状態のこと。
病院での生活は難なく遅れていたりするが、
ちょっと複雑な事をしようとすると(たとえば、バスと電車を乗り継いで目的地まで行くとか)、
出来ない。
麻痺などのあきらかな障害がないため、
従来この症状はあまり問題にされてこなかった。
しかし、
患者さんが退院後社会生活を営んでゆく上では、重大な問題なのである。
私が看護師として働いている脳神経外科病棟でも、
元気になってからも自分の家族の事が思い出せず、
「この人だれ?」
と、妻がお見舞いに来るたびに言っていた人とか、
自分の部屋を覚えることができなくて、病棟内ですぐに迷子になってしまう人とか、
いろんな高次脳機能障害の人がいた。
それでそういう人も、体が元気になると退院してゆく。
そういう患者さんに対して、退院しても家庭生活大変だろうな、と、いつも思うのだが、
高次脳機能障害のフォロー体制は、整備される途上。
つまり、現在のところほとんど整備されていないということ。
自分の家族とかが高次脳機能障害になってしまった時や、
その可能性がある疾患になってしまった場合には、
この本を読んでおくといいと思う。