多くの人に読んでもらいたい
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最近の世の中の流れが,学力偏重に偏る中「本当の学力とは?」「教育的瞬間を見抜く」ための教師の子どもの見方を的確に書いている。子どもの何を評価するのか?。そのためには何を見抜く必要があるのか?。子どものどのような姿を教師は看取っていかないといけないのかが書かれている。学力を一面からとらえ,それが何よりも大事と疑いもなく押し進められていく今の教育の流れの中だからこそ,このような本を多くの教師や親が読んで,真の学力とはどういうものなのかを考えないと,本当に取り返しのつかない世の中になってしまうと危惧する。教師を目指す学生にも必ず読んでもらいたい。