医療事故の背景を理解できます
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朝日新聞の編集委員の方が書いた本です。
誰一人触った事のない、初めての手術を行ってしまった医療事故、抗がん
剤の投与量を全く間違えてしまった事故、患者の取り違えの事故など考えら
れない医療事故が発生しています。
相撲部屋でもリンチによる死亡事故が発生しても、家族が積極的に動かな
いと誰も守ってくれないことを教えてくれます。
パロマの不完全燃焼の事故も警察はキチンと死因調査を行っていません
でした。
不審な死、医療事故と思われる死が自分の家族で起きてしまったときに
どうしたらいいか考えてしまう一冊です。
日本の死因調査が少しでも進むことを祈りたくなります。