ミッチ
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1977年に息子を自死で失った著者が、悲しみに自分と家族がどのように立ち向かい回復していったかを語る。アイリス・ボルトンさんはクリスチャンのカウンセラー。ショックもさめやらぬボルトン夫妻に対して信頼する医師のマホーリック氏から、「息子さんは多くの贈りものを残しています」と言われたことばが、ボルトンさんの回復のキーワードとなった。米国カナダを始めとして多くの国々の自死遺族に一筋の希望を与えている本。
本文より
「自死には数えきれないほど多くの要因があるのでしょう。どれほど優秀で経験豊富な学者でも、推測するのがせいぜい。私も理由を知りたかったけれど、自分の人生を歩むのに答えは必要ありません。
でも、追求すること、なぜなのかと悩むことは重要です。それは、次から次と可能性を検討すれば、ついには実りのない探求をあきらめられるからです。そのときいやしが始まります・・・・」