聖書は道徳の教科書でも、子ども向けのおとぎ話でもない。聖書に登場するのは、現代にも通じる生々しい人間ドラマなのだ。だから聖書の中には立派な人も登場するが、それと同じぐらいダメな人も大勢登場する。この本は聖書の中のダメ人間26人にスポットを当てて、あまり知られることのない聖書の魅力を浮き彫りにしていく。

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この本で取り上げたダメ人間たち。使徒トマス、アダムとエバ、エフタ、スザンナ物語、王にとがめられた男、イスカリオテのユダ、サムソン、名もなきレビ人の祭司、パウロ、ペトロ、エリ、アムノン、モアブの王、ヘロデ・アンティパス、ニコデモ、ザアカイ、ヨアブ、アドニヤ、ジムリ、ヘロデ大王、ヨナ、放蕩息子の兄、イエスと一緒に処刑された強盗たち、愚かな金持ち、ギデオンの子アビメレク、ソドムの王ベラ