思えば約1年前、たまたま寄った本屋さんでこの本を見つけ、著者のFeehanの事もこのシリーズの事も何も知らずに、ただ表紙だけを見て購入。本の最初の方にあった家系図を見てシリーズものだと知り、1作目の「Dark Prince」から購入して読み始めて、とうとうこの本まで到達(^^)
今までのシリーズとは、雰囲気がかなり違ってるし、敵のVanpireもかなり強力で、Carpathianの他にもWizardが出てきたり、次回作「Dark Demon」につながる人物も出てきて、ストーリーはとても面白いです。
実は高慢で支配的なRafaelに、かなり反感を感じた。なす術もないまま巻き込まれていくヒロインのColbyがかわいそうで、だけど負けずに言い返す彼女を応援してました。
このシリーズ大好きだけど、Lifemateっていったい何?と考えてしまった。Rafael達の側から見たら、自分のmateを見つけた時は、色彩や感情が戻ったりして、彼らには自分の相手が見つかったと分かるし救いになるんだろうけど、Colby達の側から見ればどうなんだろう?彼女達から見れば、犠牲になる??今まであまり考えたことなかったけれど、彼女達の側から見た記述が今までのシリーズの中にあったかな…なんて考えてしまった。

前作「Hot Blooded」の中の「Dark Hunger」より始まった新たなるシリーズ、南米でvampires狩りを続けるDe La Cruz兄弟のストーリー。

これまで登場したCarpathian達の中で最も野生的でセクシーなヒーローRafael。強引にヒロインをCarpathianの世界に引きずり込みますが、彼の傲慢で支配的な態度ゆえに、いにしえのDragonseekerの血を引く気丈なヒロインColbyは強い反発を示します。強く惹かれあうのにすれ違う二人。そこにシリーズ最強のvampireが登場、Rafaelは彼の攻撃を受け瀕死の重傷を負います。RafaelはColbyを守り、vampireを倒すことができるのか・・

南米シリーズだけあってヒーローは、今まで登場してきたCarpathianよりも荒々しく情熱的、でもヒロインの反発を受けて悩むところなんかかわいいなーと思いました。他の兄弟も期待大です♪それに今回はdragonseekerやwizard、かつてvampire-hunterとしてDe La Cruz兄弟とともに戦ってきたMalinov兄弟の離反、プリンスをねらう陰謀など次へとつながるお話がたくさんあって楽しめました。
次回はいよいよCarpathian Mountainを舞台に、プリンスをめぐる陰謀が展開しそう。「Dark Destiny」のヒーローの兄で今回も登場したVikirnoffとColbyのおばにあたる女性とのストーリーになりそうだけど待ち遠しいなぁ♪