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Writing Your Dissertation in Fifteen Minutes a Day: A Guide to Starting, Revising, and Finishing Your Doctoral Thesis

価格: ¥1,758
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Owl Books
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   「たったの15分だって! そんなまさか!」と君は言う。たしかにそのとおりだ。著者のジョアン・ボルカーも認めている。本書のタイトルを『Writing Your Dissertation in Fifteen Minutes a Day』(1日15分で論文を書く)としたのは読者の気を引くためだったと。それに、実際にそんなペースで論文を書き上げるのはまず無理だと。けれども、ボルカーがクライアントに告げたのは、たったの15分でも、行き詰まって何も書かないよりはずっと良いということだ。

   ハーバード・ライティング・センターの共同設立者でもある臨床心理学者として、ボルカーは100人のライターが論文を仕上げるのを手伝ってきた。本書では、毎日書かないと物足りなく感じるように、書き癖をつける方法を提案している。そして、やる気を失わないために手頃な目標や締め切りを設定する必要を強調している。 くわえて、スランプを避けるために、内面的にも外面的にもリラックスする方法も提案している。

   さらにもっと重要なのは、指導教官の慎重な選び方といった、論文の執筆にまつわる厄介な問題についてのアドバイスだ。(たとえば、有名だがよそよそしい指導教官と、有名さでは劣るが君のために喜んで時間をとってくれる指導教官のどちらをとるか迫られたなら、ボルカーは「戦略的に有利だからと言って有名な方の教官を選べば、学位を取るのがおぼつかなくなるのだから、無駄なことは明らかです」とアドバイスしている)。本書には、指導教官にとって役立つ付記も盛りこまれていて、それは学生と指導教官がおたがいに期待するものを率直に語り合うための基本となりえる内容である。この優れた本を通じて、ボルカーはセラピストとチアリーダーと教練指導官をひとつにまとめたような役割を演じている。

   また、本書のアドバイスには、論文執筆者以外の興味は引かない内容もある一方で、たとえばスランプについての記述など、書くことにかかわる者みんなに貴重な情報も数多くある。本書はすばらしい書き手になるためのルールを満載するのではなく、最も生産的に書ける手順を見つけることについて書かれている。一連の練習問題は、自分自身と自分の書き方をもっとよく知るのに利用できる。

   本書に沿えば、ほんの少しでも書けるようになるはずだ。そして、それが何よりも大事なことだ。とくにスランプになったときには、ボルカーが言うように「なんでもいいから書きなさい。書かないことには何も始まらないのだから」役立つアドバイスと励ましの声に満ちた本書は、論文を書こうと考える者なら必ず読むべきだ。(C.B. Delaney, Amazon.com)

ライティングはプロセスが大事☆ ★★★★★
イギリスで修士論文を書いているときに、アイディアはいっぱいあるのに、なかなか書き出せないで困っていた私に、指導教官がおすすめしてくれたのがこの本でした。

彼女が博士論文を書いているときに、とても助けられた本だそうです。びっくりするような本のタイトルですが、ユーモアたっぷりで、でもとっても役に立つことが書いてあると思います。

論文が進まなくてもやもやしている人には、だまされたと思って、ぜひ一度手にとってもらいたいです。
ライティングに対する姿勢とその方法を簡潔に教えてくれます ★★★★☆
この本は、博士号の取り方を指南してくれるハウツー本ではありませんし、1日に15分モノを書き続ければいずれ博士論文ができると安直に主張している本でもありません。そういう意味でこの本のタイトルはハッタリに近いものがありますが、本の内容自体は有益なことがたくさん書かれていると思います。ライティングに対する姿勢とその方法を簡潔に教えてくれます。博士論文や修士論文、卒業論文、あるいは比較的長いレポートを書く方々にもおすすめ。