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本当は萌えるグリム童話

価格: ¥1,200
カテゴリ: 単行本
ブランド: ワニブックス
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:本田透/著 出版社名:ワニブックス 発行年月:2006年04月 関連キーワード:ホントウ ワ モエル グリム ドウワ ほんとう わ もえる ぐりむ どうわ、 ワニ ブツクス ワニブツクス 9347 わに ぶつくす わにぶつくす 9347、 ワニ ブツクス ワニブツクス 9347 わに ぶつくす わにぶつくす 9347 本書は、「萌え」の全ての要素が詰まっているグリム童話を、現代流に読みやすく再解釈したものである。 1 白雪姫2 シンデレラ3 小ウサギのお嫁さん4 十二人の狩人5 オオカミと七匹の子ヤギ6 赤ずきん7 兄と妹8 いばら姫9 ヘンゼルとグレーテル10 十二人兄弟11 星の銀貨12 クマの皮をきた男
(一部)現代的?解釈で綴る電波童話。 ★★★★★
本田節は相変わらずですが、グリム童話は実は「萌え」を十二分に含んでいると宣います。
やはりグリム童話が恐ろしいとされるのも、萌える姿勢や萌えを見い出す努力が端から見ていびつでグロテスクだからなのでしょう。
そこで、きんもー☆なのですよ。
ヘンゼルとグレーテルの話なんかがいいなあと思います。

君を守るために僕は悪魔となってもいい。
だけど悪魔にならないのは君がいるから。

萌えは喪。
萌えはグロさとキモさを内包する。それは懐かしくもあり、恐ろしくもある。
「本田神話(サーガ)」の最新作ってことで ★★★★★
 本田氏がこの本を出すと聞いて正直、最初はピンと来なかった。
 ぶっちゃけてしまえば「童話のパロディ」という企画自体は殊更目新しいものではなく、類似した本も今まで無数に出されて来たであろうからだ。
 しかし読んでいて思ったのは、内容が「いつもの本田節」ということ、そしてそれが童話のキャラクターに「内面」を与える結果になっており、それこそが本田氏の意図するところだったのだな、という感想だ。
 言うまでもなく普通、童話のキャラクターはあくまでストーリーを進めるための駒として用意され、そこに「内面」というものは全く描かれない。だからこそ人は童話を読み、そこに寓意を汲み取ったりフロイトやらユングやらの手法を援用して分析してみたりする。
 しかし本田氏は童話のキャラに過剰なまでの「内面」を見出すことで、諸々の話を見事に「脱構築」(でいいのか、用法)している。それほどメジャーではない物語を引っ張り出して来て「異性装」や「寝取られ」といった萌えシチュエーションを見出しているのも面白いが、『ヘンゼルとグレーテル』など、本田氏が繰り返し繰り返し拘って来たモチーフ(「妹萌え」「親の虐待」)とぴたりと重なっていて、慄然とさせられる。
 正直、「ちょっと外したかな」と思うネタもなくははいが、それを含めてやはりこれは、本田氏の壮大な実験の一端なのである。