からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態― (知りたい!サイエンス)
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内容紹介
あたりまえですが、薬は服用すれば効きます。しかし、この“あたりまえ”は、実はあたりまえではありません。薬は体にとっては異物である以上、体はあらゆる手を使って薬を排除しようとします。そうした体の防御をすりぬけて患部に到達しない限り、薬は効かないのです。本書では、薬が体内防御をどのようにすり抜けていくのかを、掘り下げていきます。あの手この手を使って薬が体内を旅していく模様は、あたかも艱難辛苦を乗り越え目的地にたどりつく、三蔵法師のような辛い辛い旅なのです。
内容(「BOOK」データベースより)
薬は病気に効く。当たり前のことだけどこれがなかなか難しい。人間の体から見てみると薬といえどもただの侵入者。体外へ追い出すためにあの手この手で追い回す。そんな追っ手を振り切って患部にだとりつけた薬だけに栄光の「効能」が許される。薬の旅路は苦難の連続。そんな薬の辛い旅路を敬意を持って学んでみよう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中西/貴之
1965年、山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。現在、総合化学メーカー宇部興産株式会社有機化学研究所で鋭意創薬研究中。趣味は科学や経済に関するわかりやすいラジオ番組の制作。現在、アップル社、iTunes Storeとエフエム福岡に番組を配信中。地元下関の伝統芸能「平家踊り」では音頭取りをつとめ、2008年には米国カリフォルニア州ピッツバーグ公演も成功させた変わった研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)