ほんわかした気持ちになる
★★★★★
夏目がまた人助けを(笑)。
最近、涙腺がゆるいので、ほんわかしながら涙ぐんでしまいました。
夏目シリーズでは、いつもこんなです。
夏目の成長
★★★★★
夏目の昔の知人が出てくる今回、夏目の成長を強く感じました。
1巻からずっと楽しく読んでいる作品ですが、妖怪との交流を通して夏目が確実にゆっくりと強く成長していくところに、物語の温かみを感じます。
お久しぶりの
★★★★☆
お久しぶりの名取さん。
一時期名取とは距離を置いてましたがあれから随分夏目自身に色々あったので名取に対する見方も最初の頃とは少し変わってきていました。
名取にとっても夏目は特別な存在で同じように変化が。
変わるもの。変わらないもの。
★★★★★
夏目友人帳もついに2桁に突入。この巻の1番の特徴は夏目の成長です。夏目がとにかくアクティブです。メンタルも強いです。
この作品は基本的に1話完結形式で妖や人々とのふれあいを描いてましたが、だんだん2話連続、3話連続と、比較的スケールが大きい話も増えました。そのたびに夏目は成長していったように思います。理解し合える者たちとの生活は夏目にとっての心の拠り所となっていて、それが直接現れたのが今回の話「偽りの友人」でした。夏目をいじめていた「嫌な奴」柴田に対する態度、行動が夏目の昔の自分自身に対する決別でもあると思います。この話は若干展開が急すぎる感じがして、全体的に描ききれていないのが惜しかったです。あと1話分くらいあれば、柴田と夏目の関係、柴田と妖の関係、途中の展開がもっと濃く描けて、夏目の成長だけにとどまらない話になっていた気がします。
同時収録の3話連続の「月分祭」は名取も絡んだ非常にアクションの多い話で読んでいて楽しかったです。豊月神と不月神、夏目と名取、対となる関係だったり、同じ方向を共に見れる関係だったりと、(夏目とニャンコ、夏目と柊も含め)良くも悪くも「対」の関係を意識できる話でした。より夏目と名取の距離が縮まったと思います。個人的にはこっちの話のほうが好きです。
夏目自身には徐々に精神的な変化が起こっていますが、相手の気持ちや存在を慈しむ妖や人も健在で、今回の巻も楽しめました。話の主題はなんとなく「夏目の成長した姿」に見えてしまいがちですが、直接的ではないにしろ今回も夏目はさまざまなふれあいを心に刻んでいます。これもまた夏目の成長の一部となっていくでしょう。これからも楽しみな作品です。
10巻という節目に
★★★★★
10巻を読む前に、なんとなく1巻から読み返してみました。
そして改めて、本当に丁寧で温かい心理描写にただ感動。
夏目友人帳は、ある意味夏目の成長物語でもあるかも、と感じたり。
確かに最近妖に名前を返す、といった事はなくなっているけど、
いろんな人や妖とのつきあいの中で、夏目がいろんな事を吸収して、感じて、考えて。
その一つ一つが、これから夏目自身がどう『友人帳』と向き合っていくのかにつながっているんじゃないかな、と。
人にとっても妖にとっても重要な『友人帳』。
人も妖も大切なものだと思えるようになっている夏目にとって、
『友人帳』の存在は薄くなっているのではなくて、
それを持っているからこそ人や妖と過ごすいろんな日々が大切なんだと思います。
10巻は
・昔夏目をからかっていじめていた柴田と1人の少女の恋
・同じ妖が見える者だけど立場の異なる名取と挑む月分祭の2章。
夏目はどんな人でも妖でも、そのモノに対していつも一生懸命。
信じてもらえなくても恐れずにぶつかる。
1人じゃ自信が無くても、仲間を信じる。
大切な存在ができたからこそ、いろんなものに向き合えるようになってきた、
そういう彼の変化を改めて感じる10巻でした。
レイコさんの『夏目友人帳』から、夏目自身の『友人帳』へ・・・
これからも見守っていきたいと思います(・v・)
切ない
★★★★☆
今回は山の神様の祭りみたいなのに強制参加。昔、主人公を苛めてた同級生が登場して和解。など心温まるけど、なんだか切ないモヤモヤする話が掲載されてます。
真桑瓜堂
★★★★★
今回も、良いお話でした。夏目の昔の同級生との再会。良いやつなのか悪いやつなのか読む人とはらはらしましたね。ケーキ買えてよかったね。祭りの話。緑川の書くあやかしはお面とか、いろんなので顔を隠しているそこがかわいい、し、怖い感じもある。また、狐の子のショートショート書いてほしいですね。
龍匣
★★★☆☆
07/05<発売中>2編構成。どっちも切ない感じ。