TV版アニメの次に読むべき
★★★★★
正直に言うと劇場版アニメは非常につまらないです。
いろいろな場面が雑に描かれているため見ていて、??となることが多い。
しかし、この小説ではそんなことは全くありません。
前作の「小説 東のエデン」ではTV版アニメを書き下ろした様にしか感じなかったが、
この作品ではすごく細かい心理描写がなされており劇場版アニメよりも面白い!!
大胆に言うなら、
劇場版アニメは無かったことにしてこの作品で完結したほうが良いです。
あと、読んだ後だと劇場版アニメは全く楽しめないので注意です!!
東のエデン完結編。落ちの曖昧さが残念
★★★★☆
「劇場版東のエデン」のノベライズ版というより、TVシリーズの完結編として書かれた小説だと思います。滝沢が王様になれたのか、ノブレス携帯を巡るゲームの結末は?。ノブレス携帯による日本再生ゲームの結末、これこそがこの作品のKEY POINTだと思いますが、滝沢のテロリスト宣言でゴールというのはいささか拍子抜けしました。
Mr. OUTSIDEは「この結果に満足している」といいますが、1200億をかけて、自国をミサイル攻撃し混乱に陥れ、滝沢にテロリスト宣言をさせただけであがりとは納得できませんでした。結局、滝沢がどうするか見たかっただけなのでしょうか? Mr. OUTSIDE自体がテロリストだと思いますし、それを政治家、政府が黙認するという内容に薄ら寒い物を感じます。
神山氏が「東のエデン」をつくった意図、国民全体がわがままな被害者気取りで、文句ばかりいい義務を果たさない日本の状況、政治への不満、不振。映像クリエーターである神山氏ができることは今の日本の状況をビジュアル化して疑問を呈することだったのでしょうが、やや趣味に走りすぎで観客を置き去りにしています。
映画版を見た人は・・・
★★★★★
映画では描けなかった心理描写が丁寧に書かれています。
ちょっよ映画版で展開が分からなかった人もこれを読めば、納得できると思います。
映画版を見た後ならかなり楽しめますよ
映画を観た人にこそ読んで欲しい
★★★★★
TV放送版の小説と同じく今回のノベライズも補足エピソードが沢山あります。
自分は映画を見てかなり不完全燃焼な感じでしたが、映画では描き切れていなかった人物の掘り下げや裏側では何が起きていたのかなどが書かれていてとても読み応えがあり面白かったです。
でも正直ここまでボリュームがあるならTVでもう1クールやっても良かったんじゃないかとも思いますが…
さらに続く東
★★★★★
今回もTV版と同様に映画では描かれなかった情報がぎっしりでした。
100億円で日本を救え―
謎の人物Mr.OUTOSIDEから100億円の電子マネーが入ったノブレス携帯を託された12人の“セレソン”。
彼らの使命は「この国を救うこと」。
セレソンはお互いの利害関係や自分の信念の基づきこの国を変えようと実行していく。
滝沢はいったいどうやってこの国を救おうとしたのか・・・?
このゲームをあがる方法を見つけた滝沢が起こした行動とは?
NO.1とNO.9の緊迫感のあるやりとりが伝わってきました。
はたして勝者は?
時間を忘れるほど一気に読みたくなる本です。
最近ではあまり見ることのない主人公のキャラ。
彼を好きになる登場人物など十分納得できる魅力あふれた主人公でした。
これで東のエデンが終わると思うと寂しい感じがします。
最後に滝沢がやりたいことをやり遂げたあとにどこへ向かおうとしたのか気になります。