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きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
確かに壊れている! ★★★☆☆
壊れた世界を楽しめるか不愉快になるかどちらかだと思います。西尾作品を読み込んでいる人にはある程度理解できるはずだと…私としては病院坂黒猫さんが保健室で書いた妄想小説だから表現が回りくどくなったと思ってますが。
読んだら私が壊れそうです(^_^;) ★☆☆☆☆
読むうちに不安になる小説でした。
戯言シリーズほど読みにくくはないですが、やはり持って回った言い回しがくどく感じます。
(それが好きな人はいいですが、やはりニガテなのでそのあたりは飛ばし読みしてしまいました)

ありえねーーーー、って突っ込みいれまくりの世界です。
ラストのほのぼの感はなに??人殺しなのに??何も罰を受けることなく普通の生活が続いていくのはなぜ??

不安感増殖する一つの点は、オトナがまーったく出てこないところ。
主人公兄妹にはちゃんと両親そろっているんですね。あまりにも出てこないので兄妹だけで肩を寄せ合って暮らしているのかと思っちゃいました。
また、学校を舞台にしてるのに先生もぜんぜん出てきません。
名前もせりふもあるのに、ほんとにチョイ役。

で、納得しました。
この小説はモテナイいけてない高校生男子の妄想なのだと。
でなければ、3人もの女子高生とムフフな関係になんかなれるわけないし。
だから小説内の世界が壊れていようととっちらかっていようとOKなのですね。
青春ミステリーとしてはGood! ★★★★★
主人公の高校男子学生(?)が日常で起きた殺人事件を黒猫さんと呼ばれる
保健室がよいの少女と解決していくストーリー。

主人公を取り巻くバックグラウンドが非常に練り込まれていて次回作を期待
せずにはいられない作品。

作者が推理モノというコンセプトを戯れ言シリーズからこちらに移したとい
う話も納得できる。

主人公と妹との背徳感あふれるやり取りは読んでいて、ぞくぞくする。
本作はミステリーとしてもお奨めだし、青春モノとしてもお奨め。

ただ続刊以降でせっかく仕上げた本作の背景がほとんど生かしきれていない
事が残念でならない。
病院坂黒猫とミステリーして戯れようって話 ★★★★★

初めて読んだ西尾維新の本です


最初の数ページは妹とのやりとり、改行のない長文章、まわりくどい文章表現に
正直ひきました



しかし、ある瞬間からその西尾維新独特の言い回しを楽しむ自分に気がつきました


はまりますよ、この本



ミステリー、スキー
ラノベ、スキー


ってかたにはピッタシだと思います



さらに、主人公がバカスペシャルにポジティブシンキング

まさに人生のお手本?になります(笑)


そして主人公と黒猫との掛け合いがたまりません


妹は最後まで引いたけど
一気に読めました。 ★★★★★
アニメ『化物語』も途中までしか見てないのですが、初めて西尾維新さんの本、読みました。

なんと私、10年以上も本を読んだことがなかったのに、そんな私に一気に読ませてくれました。
この本、相当、面白かったです。このシリーズ引き続き読もうと思います。

なにせ本を、読み慣れてないので、哲学的な表現とかあると、そしてそれが長いと『早く先に進めて!』と
思ったりした時もありましたが、それでも読めました。

登場人物も、彼らの人間関係も、精神的にきわめて『病んで』るとこがあるかな…とか思いましたが、
そんな危険な香りがまた惹かれる理由かも知れません。ま、人間なんて、みんな精神的に病んでますから。
私もきっと、その危険な香りがたまらなかったんです。真似したくてもできない人間関係が(笑)。