本書を読了したのは1年前だが、その後この本に書いてあることを私なりに実践した結果、着手したが未完成になっていた案件が片付いた。また、休日出勤が減少し、妻と観劇などで外出する事が多くなった。このように時間管理のみならず人生設計の面でも効果的であったので紹介する次第である。本書は時間管理の小手先のテクニックの集成ではない。むしろ人生において何を重視するかという価値観に基づいて、行うべき事を時間軸に配置する事を提唱し、それを実現するための具体的プロセスを説明している。ツールとして提案されているフランクリン・プランナーというシステム手帳の体系は、私が1年間使用した結果では大変有意義であった。事例として著者の具体的体験（兵役を含む）が披瀝されている。邦訳もあるが英文は比較的平易であるので原書で読む事をお勧めする。